P.T ◆3QNEGIp2Uc


ifネギま! 〜 一話一妄想シリーズ 〜 

第六話 



 ドッチボール対決で見事勝利したネギたち。ところがその後、ネギのボールの威力に感心した英子がネギをスカウトに来たのだが……。 

「先生をドッジ部にスカウトしたい」 
 黒百合こと麻帆良ドッジ部の主要メンバーの言葉が、ネギの頭を何度もよぎる。 
 ネギは今、麻帆良学園聖ウルスラ女子高等学校の校庭にいる。 
 放課後ということですでに影は長く伸び、洋風の校舎は赤みがかって見える。しかし入口近くにある案内板がはっきりと読める程度には明るい。 
 ネギは体育館の位置を何度も確かめると、きりっと口を結び、布に包んだ杖を握りしめて、歩き出した。 
 広い校庭を横切る間、彼は昼間の出来事を思い出していた。 
 黒百合との対決から次の日、英子、ビビ、しぃの三人が職員室にやってきた。 
 さては昨日の仕返しをしにきたか、はたまたリベンジの申し込みかと身構えるネギに、英子たちは意外な台詞を口にした。 
「先生をドッジ部にスカウトしたい」 
 驚きながらも、もちろんネギは断った。 
 理由としては、第一に、2−Aの面倒を見るだけでネギは手一杯であり、部活を行うような余裕はとてもないこと。 
 第二に、あの時の投球はうっかり魔法を使ってしまったが、よく考えればそういう軽はずみな魔法の使い方は慎まなければならず、英子たちが期待しているような戦力にはならないこと。 
 もちろんその理由は言わなかったが。 
 ネギの返事を聞いた英子たちは残念そうに声のトーンを落とし、「それでは仕方ありません」と言った。 

 ネギがほっとしたのも束の間、英子は今度は口調を強めて言い募った。 
 曰く、自分達は恥を忍んで先生に頼みに来た。断られるのは仕方ないかもしれないが、このままただ帰ったのでは面子が立たないし、仲間も納得しないだろう。せめて、黒百合のメンバーの前で、先生が直接断ってもらいたい。 
先生の口から直に断りの言葉を聞けば、仲間たちも素直にあきらめるだろうし、先生が望めば2−Aの生徒たちとも仲良くする。もちろん自分たちが先生のところを訪ねるのが筋だが、大勢でぞろぞろと押しかけてはかえって迷惑になるだろう。 
そこで申し訳ないが、先生の方からウルスラ女子高の方に来ていただきたい。黒百合のメンバーを集めて待っているから……。 
 ネギも幼いとはいえ英国紳士としてのたしなみはあるつもりだ。彼女らの提案には情理がそろっているように聞こえた。 
 また、「2−Aの生徒たちとも仲良くする」という部分が、彼の未熟であるが故に純粋な教師魂を刺激した。 
 ネギは申し出を引き受けたのである。 
 そして今、ネギはウルスラ女子高の体育館前にたどりついている。ここに黒百合のメンバーが揃っているはずだ。 
 体育館は麻帆良中学のものよりいくらか大きい。まるでネギを威圧しているように見えるのは、夕方の薄暗さのせいか。 
 ネギは多少気後れをしつつ、体育館の扉を開けた。 
 広い体育館のほぼ真ん中に、十人前後の体操着姿の女子高生たち。先頭に英子が腕を組んで立っている。 
 ネギはさりげなく体育館の中を見渡した。彼と彼女らの他に人影はいっさい見えず、ひどく寒々しく何やら不穏な空気さえ感じられた。思わず、布越しに杖を掴む手に力がこもる。 
 中に入り、扉を閉める。ギギギっとやけに大きく音が響いた。 

 ネギはごくっとのどを鳴らすと、前に進み、英子に相対した。 
 断りの辞を述べようとして、ふと気づく。 
 英子たちを通じて自分が断ることはすでに伝わっているだろうに、黒百合の面々はあまり落ち込んでいるようには見えない。というか、むしろなにか期待に満ちた目をしている。 
 この目はどこかで見たことがある、とネギは思った。 
 極上の肉の塊を見た、飢えたオオカミのような目。いったいどこで……。 
 ネギの脳裏に、いいんちょこと雪広あやかの顔が浮かんだ瞬間、ネギは何か本能的な危険を感じてぶるっと震えた。 
 自分の体を抱きしめるようにして、目をきょときょととさせながら一歩あとずさった。 
 その、怯えた小動物を思わせる仕草・表情を見た黒百合のメンバーは、いっせいに、溜息と共に言った。 
「かーわーいーいーっ!!」 
 哀れな子羊に襲いかかる野犬の群れのように、一斉にネギに向かって殺到する。 
「え……うわーっ」 
 叫んだあと、あまりの迫力に金縛り状態に陥ってしまうネギ。そこに容赦なく、半ば理性を失った女子高生の集団が襲いかかる。 
「どうしてこんなに可愛いのーっ」 
「もう我慢できないよー!」 
「おそっちゃえおそっちゃえっ」 
 口々に黄色い声をあげながら、喜色満面の女子高生達がネギの体を触りまくる。 
 まるで巨大な触手生物のように、四方八方から伸びてくる手、手、手。 
 必死で払いのけようとするネギ。しかし女子高生とはいえ、相手は実力派スポーツウーマンだ。年齢差もあり、一本の腕を押しのけるだけでも両手が必要だ。 
 それどころか、ネギが今、押し返している手の持ち主は 
「やーん、子供先生の手、やわらかーい」 
 などと大喜びしている。 
 その間にも、無数の手が好き放題ネギの体を這いまわる。 

 昨日明日菜に洗ってもらったサラサラの髪をすき、ぷにぷにと頬を突っついたり、さすったり、むにっとつまんだり。スーツの裾から襟から中に手を突っ込もうとする者や、大胆にもズボンの上から股間をまさぐる者まで。 
 魔法を使えばなんとかなるだろうが、ネギは先ほどうかつに魔法は使わないようにしようと思ったばかりだ。 
 別に乱暴をされているわけではないのだし……とネギが迷っている間にも、黒百合のメンバーはその名にふさわしいどす黒い欲望をエスカレートさせてゆく。 
「もう、子供先生もっと触りたいのにスーツが邪魔!」 
 と誰かが言うと、間髪入れず、ネギの首筋を愛撫していた英子が応える。 
「じゃあ脱がしちゃおう」 
 キラリと邪悪に瞳を光らせる。その光をまるで反射するように、次々と彼女のまわりの女子高生達は目に昏い欲望を灯らせた。 
「さーんせーい」 
「よーし、お姉さんベルト外しちゃうぞー」 
「え……ちょ、ちょっと……」 
 ネギに抗議する間も与えず、ネギですら魔法かと思うほど驚くべきスピードで脱がされてゆく。 
 ネクタイガしゅるしゅると、ヘビがとぐろを巻く時のような音を立ててほどかれ、ベルトもほとんど抵抗を許されず外された。 
 ベルトの拘束が緩むと同時に、別の手が素早くホックを外し、さらに別の手が平行してチャックを降ろす。一秒と間をあけずに、ズボンが引きずり下ろされた。 
 集団技のスポーツ選手とあって、こんな時にまで抜群のチームワークを見せつける。 
「あはっ、子供先生、ブリーフだ。かわいいね」 
 と、誰かが欲望に塗れた声で言う。 
 ブリーフに手をかける者がいたが、 
「待って」 
 すぐさまリーダーの英子から制止の声がかかった。 
「そこは最後のお楽しみ。まずは下着姿を愛でてから……ね」 
 となかなかマニアックな指示を飛ばすが、それが周りからすぐさま同意を得、まだネクタイを外されたまだけの上着を剥ぐのを優先する。 
 何本もの手が、工場の機械のような完璧な連携で服のボタンを外す。 
 ぐるんぐるんと、ネギの体を空中で横に回転させられ、その度にいったいどういうわけか上着が一枚ずつ脱がされていく。 

「はい、バンザーイ」 
 とビビが言いながらネギの両手首を掴み、ネギから見て頭上の方向に引っ張りあげる。それと共に、しぃがシャツを一瞬でまくりあげ、ビビが手を離すのにあわせて抜き取った。 
 ふと気がつけば、ネギは真っ白なパンツ一枚で黒百合に囲まれて体育館の床にへたりこんでいた。いつの間にか杖までとられている。 
 英子の脱がしちゃえ発言からパンツ一丁まで、実に30秒を切る早業である。 
 黒百合の面々は、うっとりとした表情で下着姿のネギを舐めまわすように見つめた。 
 白人特有の白い肌は、年齢を重ねていないが故にしみ一つなく、女性のようになめらかできめが細かい。 
 天然の色素の薄い髪、日本人には新鮮な青い瞳がきょときょとと動いている。 
 ネギを囲む人垣から、熱く悩ましいためいきが漏れる。 
「ああ〜、食べてしまいたい……」 
「これは理性飛ぶねぇ」 
「ねえ英子、まだなの?」 
 皆の期待と興奮が高まっていることが、ほとんど自失状態のネギにもわかった。 
 英子はネギの後ろに座ると、彼の脇の下から手を入れて、抱っこするように抱えあげる。 
「ふふふ、それではリクエストにお応えして……」 
 英子がネギのパンツに手をかける。 
「あ、やめ……」 
 ネギが英子の手を押さえる。 
 英子はネギの耳に唇を寄せ、。熱い息が耳たぶをくすぐるようにしながら言った。 
「こわがることはないですよ先生。さあ、恍惚の世界へようこそ」 
 そのまま、ちゅっとネギの耳に口付けする。 
「あっ」 
 とネギは小さく声を出して、ぴくっとわずかに体を震わせた。 
 その隙をついて、英子は素早くパンツを引きずりおろした。  
 ネギの子供らしい、性器というよりは「おちんちん」と言った方が相応しいものがぽろんと露わになる。 
「「おお〜っ」」 
 と歓声があがった。 
 それぞれネギに向かってぐっと詰めより、体感温度が三度は上がった。 


「ちっちゃくてかわいいわぁ〜」 
「あはっ、でもちょっとおっきくなってない?」 
「ねえ、もうさわっていいでしょ? 英子、さわっていいでしょ?」 
 麻薬が切れた中毒者のように、血走った目で訴えかける。何人かは返事を待ちきれず、ネギの足に手を伸ばしている者までいた。 
 英子はネギの幼い性器にもう少しで触れようとしていたいくつかの手を、ペシペシと軽くはたく。 
「みんな、さっき決めた順番忘れたの?」 
 やや声を低めて言う。ネギの体に向かって差し出されていた手が、熱いものに触れたかのように、大慌てでひっこめられた。 
 すると英子は一転、微笑みながら明るい調子で言う。 
「まあ、順番が後ろの人を待たせてもかわしそうだし、ちゃっちゃとはじめましょうか。それじゃ最初のグループ!」 
 声と同時に、体操着の上を脱ぎ捨てる。 
 ビビ、しぃも同じく上を脱ぎ、切迫した表情すら浮かべながらブラ、ブルマ、パンツと放り出し、ネギにとりついた。順番はどうも、黒百合内での序列が重要らしい。 
 最初の三人以外は、ネギを囲んだ状態でそれぞれブルマの上から、あるいは中に手を突っ込んで、順番待ちの間自分を慰める体勢に入っている。 
 英子は全裸になると、その見事に発達した胸を押し付けるようにして後ろからネギを抱きしめる。両手で胸から腹までの素肌を撫でまわす。左の耳を甘く噛み、唾液を塗り込むように舌でくすぐる。 
「あ……そんな……やめて…………」 
 英子の舌がうごめき、手が肌をすべるたびに、ネギは悶え喘いだ。 
 一方、ビビはネギの右足に取り付き、同じく英子に優るとも劣らない豊かな胸をネギの薄い産毛しか生えていないすねにこすりつける。ネギの肉付きの薄い、細い太ももにチュッチュッチュとキスマークをつける。 
 そうして、木に登る大きなヘビのように、ネギの足に体をからみつけながら、待望の股間に向かって少しずつ登っていくのだった。 
 しぃはネギの右側に陣取ると、彼の右腕を取って自分の乳房に押し付けた。 

 他の二人に比べると若干サイズで劣るが、それでも見事な弾力がネギの手に伝わる。ネギの掌の上から自分の胸を揉みながら、しぃは長い髪をかきあげて上半身を倒す。 
 ネギの胸に頭をあずけるようにすると、目の前の小さな乳首をくわえた。 
 舌で優しく転がしたかと思うと歯を立てて引っ張り、唇だけで愛撫した次は再び舌でかわいい乳輪を舐めまわした。 
「はぁっ! ああっ、だめぇぇ、あ、あっ、あああっ」 
 全身のあちこちで、噛み付くような激しく濃厚な快楽が与えられ、ネギは顔を真っ赤にしながら体を揺する。 
 しかしそんな力の無い抵抗は、やすやすと抑え込まれてしまうのだった。 
 ネギの股間のものが、体積を増しつつゆっくりと立ち上がった。 
 空気を多めにいれた風船のように、パンパンに膨らんで反り返るまでに時間はかからなかった。 
「ふふ……ネギ先生、どうやらもう準備はできたみたいね」 
 英子は後ろから手を伸ばし、ネギの一杯にそそり立ったものを人差し指と親指でつまんだ。そしてレバーを動かすように、軽く前後させる。 
「あっ、そんなところいじらないでくださいっ」 
 ネギは思わず体をのけぞらせる。 
 英子は欲望を満面に浮かべて言った。 
「ビビ! しぃ!! トライアングルアタックよ」 
「「わかった英子!」」 
 英子の呼びかけに、打てば響く二人の応答。ネギが「トライアングルアタックっていったいどんな……?」と、すでに霞のかかりはじめた意識の中でぼんやりと考えているのと対称的に、英子たち三人はすばやく位置を変えた。 
 まず、英子がいったん体を後ろに引き、ネギの頭を体育館の床に預ける。 
 そしてネギの体の左側に回りこみ、彼の乳首を右手でいじりながら体を倒し、ネギの左の太ももを枕にして寝そべった。 
 英子に押し出されるようにしてビビがやや位置をネギから見て右側にずらし、相変わらずネギの右の内股を唾液で濡らしながら手を彼の尻と床の間にもぐり込ませた。 
 そうして、掌でネギの薄い尻をゆっくりと揉む。 
 しぃは英子のいなくなった穴を埋めるように、大胆にも大股を開いてネギの頭をまたいだ。 
 ネギの目の前に、ふさふさとした毛に覆われた赤い割れ目が現れたかと思うと、それがゆっくりと降りてきた。 

 生まれてはじめて見る、成熟した女性器。しかしそれをゆっくりと観察する間もなく、ネギの視界はしぃの淫らに涎を垂らす貪欲な口によって塞がれてしまう。 
 闇の中、強い雌の匂いと、口元から鼻の頭にかけて濡れた感触だけが感じられる。 
 ネギは自分の顔に乗せられているものがなんであるか、そこでようやく悟った。恥ずかしさ、屈辱、戸惑い、息苦しさ、そしてわずかな恍惚のないまぜになったわけのわからない感覚に捕らわれた。 
 その、むずむずする感覚に、ネギは頭を振って逃れようとする。しかしその動きは、しぃ達には別の意味に取られてしまった。 
「やだ、子供先生ったら……そんなに刺激されたら私感じちゃうよぅ」 
 甘く熱い吐息と共に、せつなげにしぃが言う。彼女は頬を染めながら、グリグリと腰を左右に揺らしつつ、いっそう強くネギにはしたない部分を押し付けるのだった。 
「まあ、ネギ先生ったら、十歳なのに、もう顔面騎乗が気に入ったようね。ふふ、でも本当の快楽はこれからですよ」 
 英子は、ビビ、しぃと視線を取り交わした。三人は今、ネギの勃起した肉棒を中心に、顔を寄せ合っている。 
 三人はアイコンタクトで同時にうなずくと、一斉に「攻撃」を開始した。 
 英子はネギの股間にある二つの柔らかい袋を手の中に収めた。 
 ビビは尻を撫でまわしたいた手を少しずらし、尻の谷間に人差し指をさし込んでネギの菊の門にその先端をねじ込む。 
 そしてしぃはわずかに露出したネギの亀頭を、ぱくりと赤い唇の内側へ咥え込んだ。 
「うっ……ううう────っ!!」 
 しぃに顔をプレスされ、くぐもった声でネギが叫ぶ。 
 その声に刺激されたように、三人は凶暴なまでの快楽をネギに送り始めた。 

 英子はネギの睾丸を、まるでピンポン玉を手の中で転がすように弄んだ。男の痛みに敏感な部分を、強過ぎず、弱過ぎず、痛みを感じる寸前の絶妙な圧力で睾丸をつまみ、揉み込み、引っ張った。 
 ビビは尻穴に突っ込んだ指で前立腺をさぐりあててさかんに刺激している。、軽く第一関節をおりまげて、爪をたてないようにぐりぐりと指先を押し付け、またこする。 
 しぃは限界まで勃起しているとはいえまだまだ小さいネギのペニスをまるごと口の中におさめていた。たっぷり唾液を絡みつかせながら、舌で思う存分ねぶりまわしている。 
 竿を唇でしごきあげ、ネギが痛がらないようやさしいタッチで亀頭を舌で撫でまわす。 
「どうですネギ先生、おちんちん、タマタマ、お尻のトライアングルアタックは……」 
 袋の中の玉を、コリコリとこすり合わせるようにしながら英子が言った。 
 しかしもはやネギは、英子の、いや外界の音が頭に入るような状態ではない。 
 陸に釣り上げられた魚のように激しく全身を波打たせ、両拳を白くなるほど強く握り締めている。 
 ようやく芽生え始めた性感帯に限界を超える快感を与えられ、さながら過負荷でショートした機械のようだ。 
「ううーっ」 
 射精を我慢しようと思うことすら許されず、ネギは一際大きく体をのけぞらせると、しぃの口の中に勢いよく白い駅を噴出した。 
「んんっ」 
 しぃは口の中に溢れた若々しい匂いに一瞬だけ顔をしかめたが、すぐにとろけた表情に戻る。 
 口の中の粘液を、それがワインであるかのように、ゆっくりと転がす。その上、何度かもぐもぐと噛んで口中の味覚でネギの液体を味わった。その淫靡な表情ときたら、この場にもし中学生以上の男がいたらたちまちズボンの前を張り詰めさせることだろう。 
 まるで咽喉にまで味覚があるのではないかと思うほどゆっくりと口の中のものを飲み下すしぃ。 
 それが終わると、ストローにそうするように、ネギの尿道に残った精液を勢いよく吸い取る。 
 射精直後で敏感になっている亀頭に刺激を受け、力を失いつつあるネギの若い性器は、再び勢いを取り返した。 

「ふぅ〜」 
 と息をつくしぃの肩を、英子が軽く押す。 
「ほらしぃ、あんたの取り分はもう終わりでしょ。場所空けて」 
 しぃは酔っ払ったように上体をふらつかせながら、ネギの体からどいた。交代して、今度は英子がネギの体に騎乗位の形になるようまたがる。 
 ビビはというと、ネギの後ろの穴に突っ込んでいた指を抜くと、自分の脱ぎ捨てた服からティッシュを取りだし、指の先端についた残滓を拭き取る。そして立ち上がると、ネギの頭の方に移動した。 
「さて……それじゃあネギ先生に初体験をさせてあげますよ……って聞こえてないかな〜」 
 薄っすらと笑う英子の視線の先には、魂を抜かれたように焦点の合わない目をしたネギの顔。 
 口元はしぃの愛液と自分の唾液で、食事のあとの赤ん坊のようにドロドロになっており、表情が抜けきっている。なんだかヤバげな様子である。 
 英子たちはもちろん知らないが、実はさきほどの射精がネギの精通だったのだ。 
 生まれて初めて味わう放出の快楽を、あのように激しい形で迎えたために、脳の回線容量を突破してしまったのだ。 
 と、ビビがネギの顔に自分の唇を寄せていく。 
「むふふ、先生、私がキスで起こしてあげますね」 
 ぺろりと舌なめずりをすると、ネギの濡れた唇に自分の唇を押し付ける。 
 力の抜けた顎を手でつかんで軽く引き、舌で簡単に前歯の門を押し開く。 
 するりとネギの口の中に侵入したビビの舌は、肉食の軟体動物を思わせる柔軟かつ強引にネギの口腔内を思う存分動きまわった。 
 獲物を捕えるようにネギの舌をつかまえると、たっぷりと唾液を伝わらせながら激しく舌を絡める。 
「あぐ……ごほっ、う、うう?」 
 ビビの唾液にむせて、ネギはようやく我にかえった。 
 両目に意識が戻るが、彼が見たのはこれ以上無いくらい接近したビビの顔。 
 普段の勝気な瞳は閉じられ、ネギとの激しいキスに没頭している。 
「!」 
 自分がキスされていることに気づいて、せっかく意識を取り戻したネギは再び混乱に突き落とされた。 
 唇へのキスなどはじめてだし、舌を入れるなど想像したこともなかった。 

 強いショックを受けて、ビビの舌を追い出そうとするネギ。しかし、すでにビビの絶妙な舌づかいにより顎の辺りは快楽漬けでまるで力が入らない。 
 むしろ、ビビの舌の動きに合わせ、積極的に舌をからめるような格好になってしまう。 
 と、ネギの舌の動きから気づいたのか、ビビが閉じていた瞼を開く。 
 目だけでにっこりと笑う。 
 美形揃いの2−D生徒を見なれているネギだが、一回り年上の艶っぽい笑顔に、心臓が高鳴ってしまう。 
 一方的に唾液を流し込んでいたビビは、次に舌を使って器用にネギの舌を自分の口の中に引き寄せ、ネギの唾液をちゅるちゅると音を立ててすする。 
 そこで唇を離すと、耳を溶かすような甘い声で言う。 
「先生のつば、おいしいよ。私のはどう?」 
 そう言って再び口付けし、再びとろとろと唾液を送り始めた。 
 ビビの舌から流れ込んでくる唾液が、まるで麻酔薬のようにネギの頭を痺れさせていく。いつしかネギは、消極的ながらビビと唾液をすすりあっていた。 
 永遠にこのぬるま湯のような心地よい快楽が続くのだろうかと、ネギが虚ろな意識の中で思った時、股間が熱く柔らかいものがまとわりついた。 
 すぐにその柔らかいものはぎゅうぅっとネギの少年らしいペニスを締め上げる。しぃにフェラチオされた時以上の快楽に、ネギは思わず両手を振りまわした。 
「こんな子供の童貞奪えるなんて、滅多に無い経験よね」 
 空中の見えない蜂を追うようなネギの両手を簡単に捕まえながら、英子が言った。 
 彼女の比較的濃い陰毛の下で、ネギの屹立したものががっちりとくわえこまれている。 


 英子は捕まえたネギの手首に軽くキスすると、腰を前後に小刻みに振った。 
「あうぅぅぅ……」 
 ビビにキスされているため、くぐもった声になりながらネギが小さく切ない声をあげる。 
「あら、このくらいでも感じるんですか? さっき出したばっかりなのに、ピクピクしてますよ」 
 ゆるゆると腰を動かしながら言う英子。 
 もちろんネギの肉棒は成人男子に比べて長さ・太さともに足りないが、さすが強豪ドッジ部主将だけあって英子の締め付けは、ネギに狂おしいほどの刺激を与えている。 
 英子はネギを焦らすように、それでいてぎりぎりのところで期待を裏切らないように、だんだんと腰を前後する勢いを強くしている。 
「あはっ、先生興奮してるよ。すごいハァハァ言ってる」 
 キスをしていたビビが、嬉しげに言った。 
「ビビ、私からじゃあなたの頭で先生が見えないから、報告してよ」 
 英子がネギの掌を、自分の顔に当てて頬擦りしながら言う。 
 ビビは返事代わりといった風にネギに一度強くキスすると、うっとりした声でしゃべりはじめた。 
「先生はね、顔の白い肌が赤くなってて、目はぎゅっと閉じてるの。半開きの口で息してて、ん〜、髪の毛の生え際にちょっと汗かいてるかな」 
「ありがと」 
 礼を言うと、英子は突然、それまで縦に動かしていた腰をぐるっと回す運動に変える。 
「あっ」 
「お、今何かやった? 眉がきゅって寄って顎が上向いたよ」 
「ふふ、ちょっとね」 
「あ、ネギ先生の目尻から涙が……」 
「感じすぎて泣いちゃったのかな?」 
 実際には、ネギが思わず涙を溢れさせてしまったのは、英子の言うのとは違って快楽が度を越したからではない。 
 もちろん、未成熟な性器から押し寄せてくる性感には激しいものがあったが、それ以上に、自分の感じている表情をいちいち口に出して報告されることにたまらない羞恥を感じ、十歳ながらに持っているプライドをひどく傷つけられたからだ。 

「ん? 今、口をぎゅって閉じたよ」 
 英子たちに対するささやかな抵抗として、ネギはせめて声を聞かせて楽しませることだけはするまいと、口を結んだ。顔をそむけようかとも思ったが、ビビががっちりと頭を抱え込んでいるのでそれはできない。 
「それじゃあネギ先生、私が先生に声をあげさせるか、先生が最後まで我慢しきるか、勝負しましょう。勝負に先生が勝ったら、このまま帰してあげますね」 
 自慰をしながら囲んでいる者たちから、抗議は出なかった。みんな、英子の提案をにやにやして聞きながら、股に突っ込んだ手を動かしている。 
 英子はそれまでとは違い、猛然と腰を動かし出した。ネギの体全体が揺さぶられ、英子の大きな乳房が上下に踊るほどの激しいピストン運動。ときおり、スパイスのように、回転を加えたり、角度を変えたりする。 
 童貞のネギに、それが耐えられるはずがなかった。 
「あっ、あっ、あっ、やめて、やめて、あっ、出ちゃう、出ちゃうっ」 
 胸を波打たせながら、ネギは情けなく声をあげてしまう。もはや彼のペニスに与えられる快感は暴力的なまでに激しくなっていった。 
「はい、私の勝ち」 
 冷酷なまでに嬉しげな英子の勝利宣言。それと同時に、搾り取るような強い圧力がネギの発射寸前まで高まった肉棒にかかった。 
「ああ──っ」 
 絶叫と同時に、先ほどしぃの口の中にしたのを越える勢いと量が、英子の膣に吐き出された。 
「あっ、凄い。水鉄砲みたい……」 
 英子はぶるっと体を震わせて言う。サイズ的にはネギのものは満足いかず、幼い男の子を犯すという精神的な喜びを中心に楽しんでいた様子の英子だが、これには思わず感じてしまったようだ。 
 まわりのギャラリーも、何人か一緒にイッてしまったらしく、がくりと床に手をつくものがいる。 

 ひとしきり余韻を楽しんだ後、ふうっと溜息をつきながら英子はネギの体からどく。ぬるりとネギのペニスが抜け、一緒に英子の胎内におさまっていた精液も溢れ出した。 
 ビビも英子に合わせて、名残惜しげにネギの唇にもう一度ねっとりとしたキスをして離れた。 
 対してネギは、勝負に負けた敗北感、激しい射精直後の疲労と脱力感で、指一本動かせない。 
 そんなネギの耳に、容赦無い英子の言葉が入ってきた。 
「それじゃ、二番目のグループ四人、いいわよ」 
 数人分の歓声に続いて、一斉に服を脱ぐ音が聞こえてきた。 

 一時間後、三番目のグループ四人がようやくネギの体から離れた。 
 彼女らは服を着ながら、半ば夢の中といった表情で、すでに順番を終えた仲間と会話を交わす。 
「はぁ〜、やっぱり美少年はいいわ〜」 
「2−Dの奴らには渡せないよね」 
「このまま私たちの体で虜にしちゃえないかな」 
「ん〜、あのクラス、やたら生意気な体してるのいるからなー」 
「平均値ではウチの方が勝ってるよ」 
「でもバリエーションが少ないとも言えるんじゃない?」 
「じゃあ貧乳はあんたが担当するってことで」 
「ひどーい、大根足担当のくせにー!」 
「まあまあ、とにかくせっかく騙して連れてきたんだから、この程度で帰す手はないわよね。次はどうする? 子供先生が回復するまで何して楽しもうか?」 
 自分達だけで輪になり、雑談とも猥談ともつかぬ話に花を咲かせる黒百合たち。 
 美少年を弄んだ興奮も冷めぬ様子で、誰一人として各種体液に全身を彩られたネギが床を這っていくのに気づかなかった。 
 ボンッという、彼女らには耳慣れた音──ボールが体育館の床に弾んだ時のもの──に気づいて全員が振り向いた時、ネギは全裸のまま、体育館のボール入れから持ってきたバスケットボールを手にして、黒百合たちを睨んでいた。 
 右手にボールを乗せ、左手に布に包まれた杖を持っている。 
 さっきまで快楽に意識の光を失っていたその瞳が、いまやメラメラと音が聞こえてくるほどに炎を宿している。 

 英子たちは、その迫力に思わず息を飲んでしまう。 
「騙したんですか……?」 
 ネギにじろりと睨まれ、皆口がきけなくなる。 
「ドッジ部にスカウトなんていって、僕を騙したんですね……」 
 ようやく、英子が冷や汗を流しながら言う。 
「いや、そんな、別に騙したわけじゃないですよ。先生をドッジ部のペット……じゃない、マスコットボーイとしてスカウトしたいと……」 
「そんな言い訳通じません! 嘘付きには教師として……」 
 ネギはバスケットボールを、まるで野球の投手のように大きく振りかぶった。 
 口で呪文を唱え、魔力で強化した筋力に風の魔法を上乗せする。 
「あ、こ、これは……」 
 顔を引きつらせ、回れ右して駆け出す英子。他のメンバーも前日の試合の直後に見せたネギのスーパーショットを思い出し、ネギに背を向けて走り出す。 
「お仕置きですっ!」 
 ドッジ用に使うものよりはるかに重いバスケットボールが、砲弾のごとく撃ち出された。 
 ネギの魔法を受け、竜巻を横にしたような猛烈な気流を伴って、ボールは体育館の床を圧力でひっぺがしながら轟然と突き進む。 
「「きゃぁぁぁ〜〜」」 
 黒百合のメンバーは衝撃波で服をビリビリに破かれながら、木の葉のように体育館のあちこちへと吹っ飛んでいった。 
  

   第六話 終わり 


次回予告! 
いよいよ定期テスト。ところがネギは2−Aを最下位から脱出させなければならないことに。しかしクラスのみんなは一向に緊張感が無い。魔法を使わずになんとかしようとするネギだが、果たしてうまく行くのか。 
もし木乃香とハルナが、最下位脱出に失敗した時の罰に関して妙な噂を言い出したら……? 乞うご期待! 


[PR]今流行りの携帯ゲームは?:完全無料でずっと遊び放題だよ