
(;´・`) ◆O/UZZY.mgg
巻の一
大停電の一件の後のとある週末――
戦いの傷もまだ完全には癒えていないネギは、件の時とはまた趣の違う重装備、平たく言えば山用装備で
杖に跨り、郊外の山奥 ―以前、逃げ出して迷い込んだ奥地― へと突き進んでいた。
「えーと、確か長瀬さんと一緒に「修行」した場所は確かこの辺だった筈…あ、テントがあった。この辺で降りるか。」
しゅたっ
「さて。とりあえずは着いた、と。まずは長瀬さんを探そ…うぐっ」
ぼふ
「拙者を探しているのでござるか?なら、真正面にいるでござるよ…。」
「(う……うぐ……息が出来ない……ま、まさか、これは……!!)」
ネギの目的であった 長瀬"バカブルー"楓 が、きょろきょろとしているネギの虚をついて、正面から胸に顔をうずめさせていた…。
そして、ネギの頭上では、楓が片目を少し開いて薄く微笑んでいた。
「ぷはぁあ!な、長瀬さん、何時から居たのですか!?」
「何時からも何も、ネギ坊主の姿が上空に見えたころからつけていたでござるよ♪」
「上空に見えていた…って、何でそれで驚かないので……あ、バレちゃった…ど、どうしよ」
「バレてるも何も、この前、その杖に乗って空を飛んで帰ったでござろう。拙者、偶然見てしまったでござる。
それに拙者、職業柄、口は固いからその事は誰にも公言しないから安心するでござる。あ…職業柄といっては、拙者の本性を言っているも同然でござるか。」
「やっぱり……ありがとうございます、長瀬さん。長瀬さんの秘密も誰にも言いませんから。」
「ふふっ……言うでござるなぁ、ネギ坊主。」
「あははは……!」
挨拶ついでの2人の秘密共有は何事も無かったようにつつがなく(笑)行われた。
「んー、ところで……今回は何ゆえ、このような山奥にまで足を運んだのでござるか?
この前と違って、なにやら嬉しそうだし、それにそのアルプス越えに行きそうな装備。何を考えているでござる?」
「あ、いや、その……特に深い考えはありませんよ。
この間は、壁にぶつかって、何もかもから逃げ出したくなって…
そしてここに迷いこんで、長瀬さんの一言に救われて…その障害は、何とか越えられました。
でも、まだ弱い所が残っていると思うので、もう一度、「修行」を通して自分を見つめなおそうかと思って、ここにやってきました。」
最初少し曇った表情を見せるも、憑き物のない朗らかな笑顔でネギは問いに答えた。
「そうでござるか……まぁ、ここでやる事はこの前と基本的には変わらないでござるよ。
そうと決まれば、早速出発でござる。要らぬ荷物はあそこのテントに置いていいから、焦らずにしっかり準備するでござる。」
「(早速って言ってるのに焦らずに、って…どっちなんですか(笑))は、はい!」
楓はいつもの(?)装備、ネギは杖と茶道具を携えて、お気楽(?)修行を始めたのであった……。
巻の一・完
巻の二
まったりと歩を進めて、この間の沢に到着した2人。
「さて、ここで苦無の使い方の練習ついでに、岩魚を獲ってみるでござるか。」
「は、はい。」
「でもその前に……ネギ坊主の力ではどうやって獲るのか、興味深いでござる。一度、拙者の前でやってみてはくれぬか?」
「えー……こういうのをあんまり人前では見せたくは無いのですが…
一回だけですよ?そうでないと僕の修行の意味がありませんから。」
「かたじけないでござる。」
ちゃぷん……
冷たく、澄んだ沢の水に両手を突っ込み、ネギは念じるような小さな声で魔法を起動させた。
「(岩魚さん、ごめんなさい……)えいっ!」
ぱ━━━━━━━━━━━━んっ
「!!」
猟銃のような炸裂音に楓が一瞬身構えた刹那、ネギの腕を中心とした波紋が水面に広がり、
沢のそこかしこを泳いでいた岩魚の集団が、大量に気絶して水面にぷかりと浮かび上がった。
「……どういう理屈かは推し量れないが、すごいでござるな……。」
表情こそ変えていないが、普通に驚く楓。
「水中に、ごく弱めの雷系の魔法をかけて、魚たちを殺さないように驚かせて失神させているのです。」
必要な何匹かを楓のびくに放り込みながら、判りやすく解説するネギ。
「いや、まぁ、それは判るのでござるが……拙者たちではここまでの量は捌けないでござるよ?」
「あ、それなら大丈夫です。ん……えいっ!」
ぱ━━━━━━━━━━━━んっ
ばしゃん、びちびちびち……
さっきとは逆に、電撃によって衝撃で我に返った魚達が一斉に水の中に消えていった……。
「おおおおおー、流石は小さくとも、本場仕込みの魔法使い。驚いたでござるよ……。」
「何の話でゴザルカナー、ニンニン♪」
「……流石にその返答はきついでござるよ、ネギ坊主……。」
「す、すいません……くすくす。」
「はははははは……。」
こうして、魔法の一部を披露したり、苦無などの暗器の使い方を教わったりしながら
2人のまったりとした食料探しは日の暮れる前まで続いたのであった……。
そんな中での帰途……
ウグウゥゥゥゥゥゥ…………
「あれ、あの熊……。」
「後ろの足を虎バサミに食いつかれているようでござるな…。よし、拙者が外してやるでござる。」
罠に足をやられ、それが取れずにもがき苦しみ、ぐったりとしている熊。
苦無等の道具を使いこなしてゆっくり、丁寧に罠をこじ開けようとする楓。しかし……!
こつん、ぱらぱらぱら……
ご ご ご ご ご ご ご ・ ・ ・ ・ ・ ・
文字通り地の底から搾り出されるような地響きと共に、崖の上方が、
嫌な音と共に裂け出し、巨大な落石を伴った土砂崩れとなってネギ達に襲い掛かってきた……!
「ネギ坊主、早く退くでござる!この規模だと拙者でも間に合わないかも……?ネギ坊主?死ぬ気でござるか!?」
「……長瀬さんも、この熊も、どっちも死なせません!
ラス・テル マ・スキル マギステル 来たれ雷精 風の精!!
雷を纏いて吹きすさべ南洋の嵐 ヨウィス・テンペスタス・フルグランス!!!」
ド ン !
ズゴゴゴゴゴ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
この世の物と思えない爆音と共に、ネギが今使える最高の魔法による衝撃波が、
全ての落石・落盤を吹き飛ばし、熊や楓だけでなく、周囲の森などもほぼ無傷のままに守り抜いていた……。
「…………。」
流石の楓も、言葉を失っていた。
「もうこれで大丈夫だよ。後はこの罠を外して血を止めるだけだから、もうちょっと大人しくしててね……。」
そういって熊を宥めながら、ネギは何の苦労もなく虎バサミをこじ開け、
傷痕にあまり得意ではない治癒魔法をかけて止血し、森に帰し、楓と共に再び岐路に着いた…。
そして、夕食時――――――
「流石に今回ばかりは拙者とて命が危なかったでござる…。恩に着るでござるよ、ネギ坊主。」
「そんなに畏まらなくてもいいですよ、長瀬さん……。
僕にとっては、まだ生きていける命と、自分の生徒が、命を落としてしまうことのほうが辛いです。」
「ふふっ……本当に、優しいでござるなぁ、ネギ坊主。
まだ拙者なら良いでござるが、その性格に付け込む輩がいたら尋常ではないことになりそうな位に。」
「ぎくっ」
「ん?何か今の台詞に心当たり有るのでござるか?
……冗談でござるよ。その優しさによって、拙者達が無事に進級出来たのでござるから。気を悪くしなくてもいいでござるよ。」
「あ、あはは…………ん?」
「どうしたでござるか……あ?」
がさっがさっがさっ…………
「おや、さっきの熊でござるな。」
「一体何をしにきたんでしょう…………あ、それは。」
ぼとっ
熊は、口にくわえていた蜂の巣をネギ達の前に差し出し、地面に置いた。
そして、嬉しそうに軽いうめき声を上げた後、走って山の奥深くに帰っていった……。
「なんで、あの熊、大事な自分の食料を僕達に差し出したんでしょう?傷が完治してないから自分で食べればいいのに…。」
「きっと、あの熊なりに、拙者等に恩義があるのでござろう。」
「恩義、ですか…。なんか、ちょっと悪い気がしますね……。」
「動物達にも、人間と同様、礼儀や社会があると聞いた事があるでござる。これは、向こうの礼儀と受け取って、頂いておくでござる…。」
「はい。……そろそろ、お風呂入って寝ましょうか?」
巻の二・完
巻の三
夜中――――――
昼間、楽しさのあまりに疲れを忘れたのか、入浴後どっと寝てしまったネギと楓、
今回も一緒のテントの中で夜を迎えていた。
そんな中、ふと目覚めた楓は、母親が我が子の成長を優しげに見守るような顔でネギを見つめながら物思いに耽っていた。
(ふっ……。
10歳そこいらでずば抜けて頭がよくて教師を務め、おまけにとんでもない魔法まで使って……。
線が細いながらも中々どうして頼もしく感じられるというのに、こうしていると普通の子供と変わらないでござるな。
修行のためとはいえ、経験が少ないこの年齢では、怖いと思う事も結構多いでござろう……。
それを、よくもまぁこの小さな体で耐え抜いて……常人とは違う環境とはいえ、
拙者の十の頃はここまでのことが出来たでござろうか…。まぁ、怖い思いに巻き込ませた片棒担ぎが考える事ではないでござるな。
ふふっ……。こんな事考えていると、何か、拙者がネギ坊主の母上になったような錯覚に陥っているみたいでござるな…………?)
「……あ……さん……。」
やや照れを感じつつ楽しげに考え込んでいた楓の耳に、ネギの寝言が微かに流れ込んできた。
(何か、夢でも見ているのでござるかな……いったい、どんな夢を見ているのでござろうか。
故郷の思い出?今までの出来事の回想?……職業柄とは言えど、我ながら悪趣味でござるな…。)
自嘲しつつ、楓は、ネギの夢によって紡がれる寝言に聞き耳を立てた。そこには……
「……すなさん……あ…なさん……アスナさん……」
夢の中でも、ネギは、アスナの後ろで子犬のように尻尾を振っていたようである……
(やれやれ……夢の中でもアスナの心配でござるか……。
学園長の奨めとはいえ寝食を共にして、そして、ネギ坊主の姉上に似ていると聞いた事があるとはいえ、
こんな事を、ネギ坊主に夢中になっているまき絵や委員長などの皆が聞いたら、さぞ淋しがるでござろうなぁ。
最近は、最初の頃より仲良くなっているとはいえ、まだ色々と干渉しているように見受けられるのに、良くついていけるでござるな…。
拙者がアスナの立場だったら、人として、男子としてするべき事の口出し以外は、全て受け入れて、立派になるまで守っていたいのに…)
ずきんっ
(!?……何だ、今の感じは……?
まさか、拙者が、アスナに嫉妬……?
そんな……ネギ坊主の心は彼奴の方に向いているというのに……。
それこそ、クラスの一部はその両人の雰囲気から半ば公認にしていると言うのに……。
しかし…しかし……この感じは……ああ、胸が苦しい……ああ、淋しいでござるよ……。)
産まれて初めて、職業的に押し殺そうとしても潰えない感情に、楓は戸惑いを禁じえなかった……
(ふふ……これでネギ坊主が本当の主だったら、家臣失格でござるな……。)
この後はなるようになれ、といった感じで自嘲しながら、楓はそっと、ネギの唇に自分の唇を重ね合わせた……
「んっ……んん……んっ!ぷはぁ…。はぁ、はぁ、は……な、長瀬さん、一体何を……んんっ!」
かなり長く、熱い接吻で息苦しくなり、ネギは目を覚ました。
「んん……んっん……ふぅ。ネギ坊主に、ある件について、仕置をするところでござる♪」
いつもの笑い顔ながらも、少し頬を上気させて、楓は悪戯っぽく答えた。
「ある件って、一体なんですかああああああああああっ!!!」
「暫しの間、自分の胸に聞いてみるでござるよ♪」
意味不明且つ、心当たりが皆目見当つかない事項について問おうとした刹那、
ネギの肛門に、何かの骨らしい物質で出来た傘か杖の柄の様な物が楓の手によって挿入され、
暫くの間、その物体によってもたらされる、ペニスで得る物とは違う快楽にネギは身をよじらせ続けた……。
「はっ、んん、ああんっ!んんん……くうっ!な、何コレ……?
おなかが熱いよぉ……先走りしか出ていないのに、イッちゃいそうだよぉ……ふあああんっ!」
肛門に挿入された異物によって、ネギは連続的に無射精でイカされ続けていた。
肝心のペニスは、ネギの腕並みにまで赤黒く怒張し、血管までグロテスクに浮き出ているのに、
透明な先走りだけを大量に吐き出し、己を包み込んで淫靡に光らせているだけであった……。
「拙者が今、ネギ坊主に使った獲物は、恵根鮪(えねまぐろ)(※)の骨と肝をつかった拷問道具で、
それを尻に差し込まれた男児は、たちまち淫らな女人のように半永久的に、
しかも最後まで男児として至らせないまま、その身を悶え振るわせるでござる?
もし、逸物で至らせて、現状から開放されたいのならば、先程の問いに答えるしか術は無いでござる。」
「はぁはぁ……うああああっ!そんな事言われても…本当に何が何だか……
うわあっ!また来たああっ!うわ、うわぁぁぁぁん!!
……うっ、ひっく……ぐすん……な、長瀬さん…なんで、こんな事を……僕、何か怒らせるような事を……?」
男としてイキたくても、女としてしかイク事を赦されない状態が苦痛に感じたのか、
ネギは涙声で責めの理由を聞いた。楓の問いの答えになっているかどうかは二の次という心境で。
その懇願を聞いたとき、めったに開眼しない両目を開けつつ、悲しそうな顔で楓は答えた……。
「ネギ坊主……お主、水臭すぎるでござるよ……。」
「へ!?」
ますます楓の真意がわからなくなり、今おかれている状況も失念して、素で首をかしげるネギ。
「拙者……見てしまったでござる。4月の半ば頃、橋の上で、ネギ坊主と、あのこまっしゃくれ…エヴァンジェリンといったか。
そなたら2人が、自らの信念を賭して、戦っていたのを……。
その時……エヴァンジェリンの相棒の茶々丸というからくり人形、それの邪魔立てを防ぐための相棒として……
ネギ坊主は、アスナを選んだのを。クラスの仲間が「パートナー」になるのを、思惑はどうあれ切望しているというのに、
その時は、そういう話を冷ややかに見ていた、アスナを選んでいたのを……。
拙者は、ネギ坊主から、特に何も聞いていなかったから、事の成り行きを影で見守っていただけでござったが……
もしも、拙者があの時、パートナーだったらば、あんなもどかしい事には絶対させない、誰にも落ち込んだネギ坊主を見せない!
もう2度とネギ坊主が悲しくなるのを見たくない!……自画自賛ではござるが、そうする自信があったでござる……。
ネギ坊主……どうしてアスナなのでござるか?どうして、みんなや、拙者を信用しないで、アスナだけを信用するのでござるか……!!」
「!!…………な、長瀬さん……。」
穏やかで、且つ、冷静な普段からは想像も出来ない、
敗北感と、悲しみと、切なさを湛えた顔で、楓は、ありのままの心情をネギにぶつけるように叫んだ……
「すいません……長瀬さん。
僕は、別に、長瀬さんや、アスナさん以外の皆さんを信頼していないわけではないのです。
ただ……アスナさんは、一緒に暮らしている、お姉ちゃんに似ている、というのもそうなんですが、
エヴァンジェリンさん、茶々丸さん以外は、ただ一人、僕の魔法の力の事を知っていて、
今まで、その事が他の皆さんに知られないように色々と気遣ってくれていて、あの時のような
自分の正体に関わるような緊急時には、事情を知っているあの人しか心置きなく頼める人がいなかったのです。
それに……何より、あのような、下手をすれば全生徒まで被害が及ぶような事態に、何も知らない他の生徒を
自分の身勝手で迷惑を被らせたくなくて……本当は全部一人で抱え込もうと考えたのですが……………………。」
切実な楓の問いかけに、今おかれている状況も省みずに、ネギは真摯に答えた。
「……本当に、優しいでござるな……ネギ坊主。昼間言ったとおり、それ故に苦しむほどに。
関係の無い、事情も知らない連中を巻き込ませたくない……その考え、全くもって真っ当な考えでござる。
だが……本当に苦しい時、困った時には、苦楽を共にした仲間と相談し、
力を合わせて、その困難に打ち克とうとするというのも、また真なりでござるよ。
日本では昔から「困った時はお互い様」という助け合いの精神が根付いているでござる。
それこそ、魔法以外の面で、ネギ坊主には、アスナ以外にも、苦楽を共にした面々がいるではござらんか。
同じく同部屋の木乃香、期末試験前の悪あがきで一緒に頑張った図書館トリオと、拙者も入っているバカレンジャー。
だから、自分の手に負えないことがあったときは、もっともっと、拙者たちを頼ってもいいでござるよ。
そして、周囲に被害が及びそうな戦闘が起こりそうな時は、躊躇せずに、拙者を頼ってきて欲しいでござる…………。」
路頭に迷う我が子に自身を戻させつつ諭す母親のように、楓はネギに語りかけた……
「長瀬さんがそこまで考えているとは思わずに、苦しませてしまいましたね。ごめんなさい……。
これからは、自分自身を鍛錬していくのは勿論ですが、どうにもならない時は、
皆さんや、長瀬さんを頼って、共に困難に打ち克ち、互いを信頼し、それで得た物を自らの糧に出来るよう、頑張ります……。」
「本音を言うと、そのような事態の時以外の、まったりとした日常でも、もっと、拙者を頼ったりして欲しいものでござるが……」
「えっ?それは一体……」
「拙者に、二度も恥ずかしい思いをさせるつもりでござるか?
それは……その……何と言ったら良いでござるか…………。
ネギ坊主の、先生としての、魔法使いとしての奮闘を見守っている内に、好きになってしまったということでござる!」
「………………」
忍者としてではなく、一少女としての意外な告白に、ネギは言葉を失っていた。
「やっぱり……拙者では駄目でござるか?」
よほど焦っているのか、答えを待たずして落胆する楓。
「駄目なわけはありません。一教師として、そして、一個人として、誰かに慕われるのは嬉しい限りです。
しかし、まだ、的確な答えを出すには、長瀬さんと触れ合っている時間が今の時点では十分ではありません。
でも、以前や、今日触れ合った事で、長瀬さんがどんな人なのか、少しだけわかってきました。
今後、さっき語り合ったように、日常から信頼し合って、長く触れ合っていった時には、
長瀬さんの事をもっと深く知る事が出来て、今よりもはっきりとした良い答えを出せるかもしれません。
ごめんなさい……まだ今はこんな頼りない答えしか出せませんが……でも、今の時点でも、長瀬さんを良いと思えます。」
まだ答えは出せないといったものの、そのしっかりとした態度に、楓はほっと安堵し、
同時に、自分を見捨てたわけではない事の嬉しさに、再び感情を昂らせていた……
「まだ10歳だというのに……ほんとに人間が出来ているでござるなぁ……。
でも、せめて今だけは、今晩だけは、恋人同士同然に、若い夫婦同然に、振舞いたいでござる……駄目で、ござるか?」
「いいえ、僕でよければ……」
この時の楓とネギの間には、先ほど語り合った「信頼」が、当人が気づかない内に固く強く成立されていた。
そして、ネギに対する蟠りが消えた楓は、無限の責め苦に置かれているネギを開放しようと、既に動き出していた……
「ああん!あ、はぁん…………ら、らめぇ……長瀬さぁん……もっと変になっちゃうぅ!」
「ふふふ……もうちょっと辛抱するでござる……そうすれば、もっと良くイケるでござるよ?」
先程の緊張から開放されてほっとしたと同時に、沈黙した「恵根鮪」製の獲物が発動し、
女性的快楽の無限ループに置かれているネギを、楓は愛しげに全身をくまなく愛撫していた。
「それにしても……本当にデカイでござるなぁ……?」
「あ、あんまり見つめないで下さいぃ〜……
わ、あひゃあん!長瀬さん、そ、そんなに激しくしないで……?」
「だって……大人顔負けの大きさなのに、持ち主より繊細で敏感だから……
思わずいぢめたくなってしまったでござる……ほら、袋もこんなにパンパンに?」
「やあああんっ!」
先ほどから、活火山のマグマのように先走りを絶えず湧出しているネギのズルムケ巨根を、
時には壊れ物を扱うように、或いは力強く勢いに任せて、カリ首を擦ったり、
握りきれない軸を先走りを潤滑油代わりに扱いたり、そして、睾丸も優しく、激しく揉みしだいた……
「しかし……これほどデカイと、こんな事も出来そうでござるな……えいっ!それそれ〜!」
ずぷっ!じゅぶっじゅぶっじゅぶっ……
「はううううううんっ!ゆ、指、指入れちゃ駄目ぇぇぇん!!」
楓はネギのペニスの尿道に指を一本入れてかき回し始めた。
尋常ではない大きさだからこそ出来ると踏んで嬉々としてかき回しつつピストン運動を行い、同時に左手は外側を扱き続けていた。
ネギは、常識で考えられない事にかなり驚いているが、それとは裏腹にペニスは鮮烈に楓の指に感じていたようである。
「尻穴で感じて、おまけに尿道で感じるなんて……前後の穴で感じるなんて言うと、ふしだらな女人と変わらないでござるぞ♪」
「いやぁん、言わないで……あぁ、長瀬さん、僕、もう……」
「イキそうか?イキそうでござるか?…………なら、えいっ!」
すぽん!
楓は、ネギの尿道から指を抜き取った。離れた指と尿道からは、いやらしく先走りで出来た糸が引いていた……。
「ええっ、そんなぁ……。」
「ちょっとお預け喰らっただけで腰振って身悶えるなんて……ネギ坊主はエッチで可愛いでござるな?」
「………………(ぼっ)」
「そんなエッチで可愛い先生には、これでイカせてあげるでござる……それ!」
ぼふっ
ぱくっ
「!!」
漢の夢・パイズリ+フェラがフィニッシュブローに決定したようである……
ぐにゅっぐにゅっ……ちゅぱ、ちゅぱ……ぎゅっぎゅっ……ちろちろ……
「んっんふっふぐ…………ぷはぁ、拙者の胸、気持ちいいでござるか……?」
「は、はい……あったかくて柔らかくて、適度に固く挟まって、凄く……いいです……あん、そこダメェ!」
先走りのぬめりをフルに活かして、楓は自慢の「ボイーン?」級の胸でネギのペニスを
挟んで扱きあげ、同時に亀頭の敏感な場所、カリの継ぎ目や先ほど激しく責めた尿道などを下や唇でほどよく刺激していた……。
「あ、ああっ!長瀬さん、僕、僕、もう、駄目です……くふぅ!」
「今まで良く我慢したでござる……さぁ、遠慮なくぶちまけていいでござるよ!」
「きゃああああああんんっっ!!」
どぴゅるるるるるるるるるる、びゅるっびゅるっびゅるっ、びゅる、びゅる、びゅ、びゅ……
ネギの泣き叫ぶような喘ぎ声と共に、ペニス同様、規格外の量の精液が、今まで開放されなかった分、
待ってましたと言わんばかりに弾け出し、楓の口の中に注ぎ込まれた。
楓も、先程まで苦しめた侘び代わりにしているかのように、その大量の迸りを、一滴残らず飲み干した……
にゅぽん
それと同時に、発射で力んだのか、ネギを悶え苦しめた恵根鮪も、肛門から排出され、床に転がり落ちた……
「はぁー、はぁー、はぁー……」
「うっぷ、げふ、げふ…………。」
「だ、大丈夫ですか長瀬さん!ごめんなさい、気持ちよさが溜りに溜まって、つい……」
「ん…………ごくんっ……謝る事無いでござるよ。好きで全部飲み込んだでござるから。
…………不思議と、エグイ感じがなく、むしろ……ほんのり甘くて、美味しかったでござるよ♪」
「………………(ぼっ)」
「さて、こんどは、ネギ坊主が、拙者を良くして欲しいでござる。さぁ……」
巻の三・完
巻の三おまけ
※恵根鮪(えねまぐろ)
古来から、鮪を多く消費していた日本にあって、食用以外でも珍重されていた希少な鮪の一種。
その食用以外の用途の主立った物が肝や骨髄に含まれる催淫物質である。
その骨髄液が染み込んだ骨で作り、内部に骨髄液や肝を漉した液を封入したり、
その液を塗りこんで作った器具や、その液自体の効能は、
男性をも女性のような永続的快感をもたらす事から、男性障害の治療や、
忍者などのスパイを拷問するための手段として有力な諸藩に広まっていったという。
ちなみに、米国で勃起障害のリハビリ道具として生まれ、一般人でも
特殊なアナルオナニー器具として入手できる「エネマグラ」の機能と名前はこれに由来しているのは有名な話である。
民明書房「世界拷問史」より
巻の四
くちゅ、ちゅ、ちゅちゅ……
むにゅ、むにゅ、むにゅん……
「「ん……んんっ……んっ……」」
楓の激しい責めのあと、ネギは楓にしがみつくように抱きつき、強くキスをしながら、
小さい手には収まりきらない楓のふくよかな乳房を揉みしだいていた……。
「んん、んっ……ネギぃ……痛いでござるよ……はあん!」
「あ、ごめんなさい長瀬さ……あれ、後ろに「坊主」が無いですよ……?」
「こんな雰囲気の時に「ネギ坊主」というのも、お主に失礼かな、と思ったでござるが……。」
「……そ、そんな……僕は大した存在じゃないですよ……。」
「お主がそう思わなくとも、拙者にとっては大きい存在でござる……。
だから……今といわずとも、今後もこう呼ばせて欲しいでござる……。
そのかわり、ネギも、拙者の事を「楓」と呼んで欲しいでござる…………。」
「何か、照れちゃいますね……なが……楓さん……。」
「ふふっ……自分で言っておきながら、痒いでござるな。んっ、んん……。」
互いに親しげな呼称に変えて、再び二人は愛し合いはじめた……。
たぷたぷくにくにぷのぷにむにむに……
(ああっ……ネギ…そんな小さい手で一生懸命……
あっ……そんな……乳首近辺は力入れないでほしいでござる……。)
楓に気持ちよくなって欲しい一心で、ネギは痛がらないように
丁寧に、気持ちを込めて楓の乳房を揉みくだしていた…………
「あんっ……ネギ…意外と力あるのでござるな……。」
「あ、まだ痛いですか?ごめんなさい…楓さんのおっぱい、すごく気持ちよくて……。」
「はー、はー……いや、これ位でいいでござる。拙者も、気持ちいいでござるよ……。」
「ほっ…良かった……楓さん……吸っても、いいですか……?」
「いいでござるよ……あんっ!!」
ちゅぱっ、ちゅぱっ、むにむにぷにぷに……
楓に断りを入れた後、ネギは嬉々としながら楓の乳首に吸い付き、
赤ん坊のように揉みながら吸ったり、片方の手で空いた乳首を軽くつねりながら愛撫したりと、
思う存分に甘えながらも、もっと気持ちよくしようと手を尽くしていた……
「何か、こうしていると…僕が、楓さんの子供になった気分です……。」
「んふっ…そんな恥ずかしい事…言わな…ふあっ、あ、んんん!……はぁはぁ…中々上手でござるな…ネギぃ…ん!
ていうか……その……そういわれると、恥ずかしいけど嬉しいでござるが……赤ん坊はそんなエッチな舌使いはしな」
くりゅっくりゅっくりゅっくりゅっ……
「はあああああん!!ネギ、駄目!ネギ、駄目ぇぇん!」
「ちゅぱっちゅぱ……ちゃん……お姉ちゃん……楓お姉ちゃん……?」
(うそ……ネギ、陶酔しきっているでござる……それに、この吸い方は赤ん坊と同じ……
いかん、このまんまでは、胸だけで陥落されそうでござる……
本当に交わるまでは我慢しようと決めていたのに……恥ずかしいからそれだけは…!)
「ちゅぱっ……楓さぁん……」
(イヤ……ネギ、そんなに心酔しないで…そんな甘ったるい声で懐かないで……!)
本当に交わるまでイカないと決めて、里での訓練を活かして我慢していた楓だが、
陶酔しきったネギの無意識に出た赤ん坊そのものの舌技と、安心して甘えきった囁きに、体の芯から蕩けそうになっていた。その時……
「楓さぁん……僕、いい事思いつきました……ちゅぱ、ちゅぱ……。」
(ぞくっ……拙者に甘えきっている以外の本心が読めない……一体何をするつもりなの……?)
ぴりぴりぴり!
「!!!」
びゅるっ、どぴゅ…ぷしゃぁぁぁぁぁぁ!!
「━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!」
楓の乳房をしっかり掴んで放さないネギの両手から、微弱な雷魔法が発生し、
それによる電気ショックが上手い事嵌ったのか、楓の両乳房から
まるで射精のように綺麗な放物線を描いて母乳が勢い良く飛び出して来た……!
その訓練でも経験した事の無い未知の生理に快感を感じ、楓は激しく昇天してしまっていた。
「ひぃー、ひぃー……なんで、私の胸から母乳が……やだ……まだ出てる……
やだ……凄く気持ちいい……でも、こんなの、クラスの仲間には絶対見せられない……!」
「一か八かだったけど上手くいっちゃった……ちゅっちゅっ、ごくごく……。」
「何をのんきな事を…ネギぃ、こんな目にあわせたのはお主ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ちょっとした悪戯心で試した賭けが成功したネギは、搾り出せた楓の母乳を
勝利の美酒を戴かんとする勢いで、楓の苦悩などどこ吹く風といった風で、勢い良く飲み込んでいった……。
「もし溜まって苦しくなったら、僕が全部飲んであげますよ……。
こんな風にしたのは、僕の責任だから……安心してください……んぐんぐ…。」
教師として生徒をちゃんと案じる発言ではあるが、基本的にまだ陶酔状態のネギ。
「そのときは……ちゃんと責任持って飲んで欲しいでござ…はぁぁぁん!くぅっ…。」
「ちゅぽん……そうだ、楓さんも……飲んでみますか?」
「……え……?」
「ちょっと待ってくださいね……んぐんぐ……ちゅぽん。」
「え……まさか……!??」
ちゅ……ごくっごくっごく……
ネギは、口いっぱいに楓の母乳を含むと、楓の顔に近づいて、口移しで楓に飲ませてあげていた……。
(あ……私の母乳って、こんな味がするんだ…我ながら、優しい味だな…ネギが陶酔しちゃうのも無理はない……あ、あぁん!)
じゅぽっじゅぽっじゅぽっ……
「楓さぁん……楓さんのミルク飲んでたら……何か変な気分になって、止まらないですー!!」
楓の胸に甘えて、さらには母乳まで出させてそれを飲んだネギは、どうしようもなく陶酔して
昂ってしまい、復活した凶悪な一太刀を、楓の愛液と己の先走りで潤滑させながら、楓の股間と太股の間に擦り付けていた…。
「ちょ、ちょっと、ネギ、そんなに激しくしな…あっ、またそんな駄目ぇぇん!」
ちゅぱちゅぱちゅぱ、ごくっごくっごくっ……
じゅぽっじゅぽっじゅぽっ……
楓の股間でペニスを擦りながらも、ネギは再び楓の乳房にすがりつき、母乳を強く吸い込んだ。
そして、乳首と秘部の両方から流れ込んでくる来る甘い刺激に、楓は再び崩れ落ちそうになっていた……。
「ネギ!ネギ!また…またイッちゃうぅ!!」
「楓さん、楓さぁん、僕も、もう……!!」
「「うわああああああああああっ!!!!」」
がくがくがくがくっ!!
びゅくっびゅくっびゅくっ、びゅるっびゅるっびゅるっ、びゅる、びゅる、びゅ、びゅ……
楓は、昇天と同時に上半身を自分が噴き出した母乳でぐしょぐしょに濡らし、
ネギもまた、楓の股間と尻の谷間を噴き出した精液でずぶ濡れにし、水溜りをこしらえていた……。
「はぁ、はぁ、はぁ……?」
(本番なしで、私を二回もイカせるなんて……ネギ、あなたとんでもない子供ね……。)
「楓さぁん……僕、まだ、出そう……おちんちん、止まらないよぉ……?」
二回もおびただしい量の精液を吐き出したのにも関わらず、ネギのペニスは、
より一層大きく膨張しながら、苦しそうに先走りを湛えてその身を闇に照らし出していた……
(そ、そんな……あれだけ出してまだそんなに……可愛い顔して凄すぎるよ……
ふふん……口調変わるまで私を壊しちゃって……もう、どうなっても知らないからね?)
「ふふっ……元気で可愛い……今度は、二人で繋がってイこうか。さぁ、来て……。」
巻の四・完
巻の五 (最終話)
「あ、ちょっと待ってください……。」
がさごそ……
「あ、あった。」
ぱくっ
ちゅっ、ちゅ、ちゅう…………
「あん、そんな、いきなり……。」
「楓さん、ちょっと、口開いてもらえませんか……。」
「え……ん、あーん……!!?」
ごく、ごくんっ
何か薬らしき物を口に含んだネギは、続けざまに楓の母乳を口に含み、
口の中の物を口移しで楓に全部飲ませた。
「ちょ、ちょっと、ネギ、何を飲ませた?」
「えーと、その……【万が一の間違い】にいつ直面しても大丈夫なように、
特製の避妊薬を飲ませておきました。こうしておけば、後で何も問題は無い筈です……。」
「…………。」
「え……僕、何か気に障る事を言いましたか……?」
「あ……いや、あれだけ暴走しておきながらそこまで気を回してくれるのが、
ちょっと照れくさく思えてね……。それに、避妊の事なら、忍術の一つで
それに対応する事など造作も無かったのに……かたじけない、ネギ……。」
「いえいえ……。ところで、ここでは何なので……。」
ひょいっ
「え……あひゃあっ!」
「テントを壊してしまうといけないので、外に移ります。」
ネギはそういって、魔法力で補助しつつ両腕と剛直で楓をお姫様抱っこで持ち上げ、
テントの外の近くにある草むらまで、楓のつま先と後ろ髪を少し引き摺りつつ運んでいった。
「ちょ、ちょっとネギ、恥ずかしいよ……!」
「え?今ここにいる人間は僕達二人だけですよ?」
「あ…そうじゃなくって……今まで、里や、任務の時に、男を抱きかかえた事はあったけど…
こうやって、男の人に抱きかかえられた事……幼い時以来、無かったから………………。」
「えへへ。これで、図書館島の最下層の借りが返せましたね?」
「ま、まだそんな事覚えてたの……バカ?」
恥ずかしがる楓を降ろし、再び臨戦態勢になるネギ。
「それじゃ、いきますよ……。」
にちゃ……
「くっ……。」
ずぶずぶ……
「はぁぁ……くぅっ!」
(なんて太さなの……もう余裕がないなんて……。こんなの奥まで入ったら……)
ずぼっ!!
こつん……
「んん━━━━━━━━━━━━!!!!!」
びくん、びく、びくんっ!
常識はずれの逸物をいきなり勢いよく挿入された上に、
奥の子宮口を突っつかれた衝撃まで併さって、
本来の意味での修行の甲斐なく昇天してしまった……。
「楓さん、楓さんっ!大丈夫ですか!?」
「大丈夫なわけないでしょ……はぁはぁ……いきなり奥に当たってきたから……。」
「す、すいません……。」
「謝る事は無いよ。すごく良かったから……。
ああ……ネギの逸物の鼓動が…温度が…直接おなかに響き渡ってくる……。」
「僕も……楓さんの中の、熱くて、柔らかくて、きついのが判ります……すごい気持ちいい……。」
「さぁ……私は気にしないで、どんどん突いてきて!あたしのをネギので満たして!!」
「は、はい!」
多少の理性こそあれ、すでに壊れている二人。
任務の為に鍛え上げられた女陰と、女性を犯し殺す為としか思えないような巨根。
問題なく結合できたのを理解した直後から、互いの死力を尽くすかのように貪り始めたのであった……。
きゅううううううん!
「はああんっ!楓さん、それ、いい!もっと、もっと締めてぇぇ!!!」
「そんな……密偵のを捩じ切る為に使った術が効かないだなんて……。」
「ちょっと待ってください!何でまたそんな物騒な事を……やっぱり本当は…。」
「ち、違う、そんな悪意は無い!ただ……ネギが激しすぎるから、
ちょっと休みたくて……冗談でやっただけだから……ごめん、ネギ。気を落とさないで。」
「いいですよ。悪意が無いのは判りましたから……。でも、ちょっと驚いたので、休ませません♪」
「ござぁぁぁ............」
ネギの予想だにしない激しさに消耗し、ここいらでまったり、と思って
冗談で「奥の手」を出して止めようとした楓だったが、逆にネギを悦ばせてしまった挙句に、
楓は息つく暇すら奪われてしまっていた……。
じゅぷっ(こんっ)じゅぶっ(こんっ)じゅぶっ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
「はぁはぁ…楓さん……僕、喉が渇いてきました……。」
「おやおや〜?はぁはぁ……休ませないといったのは何処の何某だったかなぁ?えいえいっ♪」
「きゃっ、はうっ!誰も休むだなんていってないですよ。そもそも手近な所に……。」
「へ……ま、まさか……?」
ちゅっ、ちゅぱ、ちゅうぅぅ…………
「ひっ、ひいぃぃぃぃぃぃん、だ、駄目!今、吸うのダメェェ!!」
(吸われる、吸われるぅぅ……只でさえ下は火事場みたいになってるのに、
上までそんな事されると……気持ちよすぎて本当に壊れちゃうよぉ……)
きゅん、きゅん!
「はぁぁ……すごい……おっぱい吸われてこんなに感じちゃうんだ……よーし、もっと吸っちゃえ?」
「い、いやああああああああん!」
(ち、違うのぉ!気持ちよすぎて、また私一人だけイッちゃうのがイヤなのぉ!!)
また一人だけみっともなく昇天するのが恥ずかしくなった楓は、
奥の手を使ってネギに呼びかけるも、逆にそれが今のネギには最高のご馳走になっている事を
見事に失念し、余計に重い快楽のメインディッシュを喰らう羽目になってしまい、
要らぬ所でバカブルー丸出しになってしまっていた。
「しかしさっきから、ダメとかイヤとか言っている割には……顔が凄く嬉しそうにみえますよ……。」
「そ……それは……気持ちよくされるのは、嬉しいんだけど……一人だけでイクのが……面目が無くて……。」
「そんな事気にしなくていいですよ。最初は僕が散々気持ちよくなってましたから。
だから、楓さんも、遠慮しないで、どんどん気持ちよくなってください。あまり技には自信ありませんが……。」
「技なんか無くても、ネギのは、スゴイよ……。その一生懸命さだけでも……。」
「ありがとうございます……。あ、顔といえば、さっきから、楓さん、両目が開いてますね……。」
「えっ、そ、そう……?ふだんから、あまり目は開かない方なんだけど……。」
「普段の糸目な楓さんも、優しげで良いと思いますが……今の両目開いた楓さんは……。」
「今の私は……?」
「凄く綺麗で……そして、えっちな感じです……。」
「やだ、もう……イギリス紳士がそんな事ばかり言っていると、本当に千切っちゃうぞ♪」
「はうっ!」
途中で気づいた顔と態度の乖離の意味が判り、もっともっと良くしようと再び本腰を入れるネギ。
中々言い出せなかった意地をも心配するネギの優しさに再度惹かれ、再び快楽に身を投じる楓。
それぞれの想いが交錯した末の甘く激しい睦み合いも、
楓の迫力のボディ、ネギの魔法力による意外な膂力と逸物の所為で、
端から見れば弩迫力の獣のような交わり合いにしか見えないであろう。
「あああ……楓さぁん……もう、僕、出ちゃいそうです……もっと、もっと締め付けてぇぇ!!」
「そう……もう、私も限界……ネギ、もっと吸って!もっと突いて!!もっとこわしてぇぇ!!」
じゅぶっじゅぶっじゅぶっじゅぶっ…………
きゅんっ、きゅっ、きゅきゅきゅきゅ………
ちゅぱっ、ちゅぱっ、うじゅうううう…………
「ひゃああああんっ!楓さん、出る、出ちゃいますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「ネギ……あ、わ、私も、もう、ダメ……思いっきり出してぇぇぇぇぇ!!」
どくんっ、どくんっ、どくんっ、どくんっ…………
どびゅるるるるるるるるるるるるるる…………
ネギは楓の子宮内に溢れかえり、そして膣外まで漏れ出すほどの大量の精子を放ち、
楓は、ネギの口では全て受けきれないほどの母乳を、天に向かって綺麗なアーチを描きながら発射して、
同時に昇天し、それでもなお結合を放さずに、
楓はネギを強く抱きしめながら、ネギは楓の乳房に顔を埋めながら強く余韻に浸っていた…………。
外にまで及んだ激しい行為の後、二人はもう一度ドラム缶の五右衛門風呂を沸かしなおし、
まるで親子か恋人同士かのように、向かい合ってじゃれ合いながら行為の汗を流していた……。
「昼間に続いて、さっきまであんなに動いて……大丈夫でござるか?」
「へへ……流石に、今となってはちょっときついです……。」
「そうでござるか……でも、成長していけば問題ないから、気にしなくていいでござるよ。それより……。」
「それより?」
「学園に戻ったら、拙者を、パートナーとして受け入れて欲しいでござる……。」
「ええ。よろこん……」
むにゅん……
今頃になって積もりに積もった疲れがどっと出て、湯船で眠りついてしまったネギ。
しかしその寝顔は、至極安心しきった穏やかな寝顔で、楓の乳房にしがみつきながら安らかな寝息を立てている。
楓は、再び母性溢れる穏やかな顔で見つめながら、ぽつりと今の心中を呟いた……。
「ふふっ……アレだけ散々驚かしておいて、これでござるか。
でも、ここまでの器だったら、今後の苦しい事態も、きっと上手く切り抜けて、一緒に笑い飛ばせそうでござるな……。」
その週明けの月曜日の昼間 学生食堂にて―――
「あー、ネギは職員室に呼ばれてるし、このかは学園長に呼ばれているし……。
なんか久しぶりに一人きりの昼食になっちゃったなー。
最近はネギに付き纏われるのもそんなに嫌じゃなくなってきたし、なんか淋しいな……。
しょうがない、バカレンか図書館部かチアの連中かいいんちょと合流して相席してもらおうか………。」
そう呟きながら、ネギの仮契約従者・神楽坂明日菜は、
注文した昼食を持ちながら、食堂敷地内をぐるぐる彷徨っていた。
「おやおや、席がないでござるか。よければ相席でも構わないでござる。」
「あっ、楓ちゃん!いいの?あの双子は?」
「二人なら、また何かよからぬ悪戯を思いついて先に行ったでござるよ。」
「あ、そう……それじゃあ、失礼するね。」
路頭に迷っていた明日菜を、楓は誘い込んだ。
おにぎりセットとプリンパフェを頼んでいて、後はパフェを半分残している状態。
いろいろと学園生活について等の取り留めない話をしながら、完食し、
立ち上がり様、妖艶かつ、たくらみ深い薄い笑顔で明日菜の耳元で囁いた……。
「あんまりネギ坊主の気持ちに気づかずにボサッとしていると、こちらから掠め取ってしまうでござるよ……ニンニン?」
「えっ?………………!!」
━━━━━━完━━━━━━