( ゚ ゝ゚) ◆M2TLe2H2No


その日はよく晴れ渡っていた日だった。 
学園内を走っている鉄道から大勢の生徒とともにかけだした 
「おはよーネギくん。」 
「あ、まき絵さん、おはようございます。」 
新体操部である佐々木まき絵が挨拶をしてきた。ネギもそれに快く答える。 
こんな快晴の日は不思議と気分も良くなるものだ。 

き〜んこ〜んか〜んこ〜ん 

「みなさーん、おはようございまーす!」 
「ネギ君おっはよー!」 
「おはようございますー。」 
教室で朝のHRを始める前にまずは挨拶である。 
しかしいつもはこの声に混じって聞こえてくるはずの一番大きく艶やかな声が聞こえてこないことにネギは疑問を抱いた。 
そう、いつもは教卓のすぐ前に座っていてネギに対し、常に笑顔を振り撒いているはずの2−Aの委員長、雪広あやかがいないのであった。 
「あれ〜、いいんちょさんはお休みですか〜?」 
普段休むことはないあやかがいないことにネギはそれなりにとまどっているようだ。 
「いいんちょなら今日は風邪で休みやで。」 
保健委員である和泉亜子があやかの休んだ理由を説明する。 
「そうですか・・・・。」 
『いいんちょさんが休むなんて・・・、珍しいな。うん、今日は放課後特に仕事も無いし、お見舞いに行こう。』 
ネギはあのあやかが休むとはそれなりの症状だと思い、担任であるということも兼ねてあやかの部屋に行くことに決めた。 
それが後にあんなことになるとは知らずに・・・。 


午後5時半、ネギはあやかの部屋の前に立っていた。 
「いいんちょさんの部屋は此処だよね。」 
名簿とドアに書いてある部屋の番号を確認し、ネギはドアをノックした。 
「いいんちょさん、ネギです〜。いらっしゃいますか〜?」 
―――返事が無い。 
「あれぇ・・・いないのかなぁ・・・?」 
あきらめかけたネギが帰ろうと足を動かそうとしたその時、 
「ネギ先生・・・?」 
気だるそうなあやかの声と共にドアが少しだけ開いた。 
その間からは明らかに元気の無いあやかの顔が覗いていた。 
「あ、いいんちょさん、無理をなさらないでください。お邪魔でしたら僕すぐに帰りますから。」 
体調の悪さが目に見えてつたわってくるあやかを気遣って言う。 
「いえ、そんなことはありませんわ。どうぞ上がってください。」 
体調が悪いというのにネギが自分の部屋に足を運んできたのが嬉しかったのだろう、いつもと変わりない笑顔でネギを招き入れた。 
「そうですか・・・。ではおじゃまします・・・。」 

とりあえずあやかの部屋に上がりこんだネギは此処に来た主旨をあやかにつたえた。 
「驚きましたよ。普段元気ないいんちょさんがいきなり休むんですもん。だから僕お見舞いに・・・。」 
ネギがそう言うとあやかは微笑んだ。 
「まぁ、私のことを心配して下さったのですか?」 
「ええっ!?いや、あのぉ自分のクラスの生徒だからそれは、その、勿論・・・。」 
ネギは照れたように頬を紅く染めて口ごもりながら返答した。 
その後は今日の出来事や、授業での進度、等々雑談をしながら微笑ましい時間がすぎていった。 
話を進めていくうちにあやかも気分が高揚してきたのであろうか、顔色も良くなってきた。 


―――時間は流れ時計の短針はもう「8」をさしていた。 
「あ、もうこんな時間だ。すいませんいいんちょさん、長い時間おじゃましちゃって・・・。」 
「あら、ネギ先生さえよろしければいつまでも此処にいてよろしいんですよ。」 
あやかがネギに微笑みかける。 
「ハハ、でも早く帰らないと明日菜さんが心配しますから。」 
『・・・・・!』 
ネギが口にした言葉にあやかは反応し、彼女の表情が曇った。 
「やはり明日菜さんでないと駄目なのですか?」 
「・・・へ?」 
あやかの言っていることの意味がつかめず、ネギ間の抜けた返事をしてしまった。 
「やはり明日菜さんでないと、ネギ先生のお姉さんの代わりにはなれないのですか?」 
かなり不安げな表情であやかが訪ねる。それもそのはずだった。 
明日菜は最初の頃はネギを毛嫌いしているようであったがここ最近では誰よりもネギの近くにいる存在であり、ネギにとって最も頼れる人物になっていた。 
ネギに対する思いなら誰にも負けないと思っているあやかにとっては自分がネギにとって他人よりも低い存在として思われるのが我慢ならなかったのだ。 


「うぷっ!?」 
次の瞬間、あやかはネギを抱きしめていた。ぐっと力をこめて。離したらもう自分の知らないどこかへ行ってしまうような気がしたから。 
「ネギ先生・・・・私、先生が2-Aの担任になるとみんなの前で発表した時から、ずっと気になってたのですよ、先生のことが。」 
「・・・・・・・・・・・・。」 
ネギはあやかの胸に顔を埋めながらあやかの言葉を聞いていた。 
このときネギが反応しなかったのは突然の出来事になにがなんだか分からなくなっていたのもあるだろう。 
だがあやかの切なそうな声と体や腕からひしひしと伝わってくる震えからあやかがいまどんな気持ちで自分に語りかけているのかはなんとなく理解できていた。 
そんなあやかに対しどんな言葉を掛ければいいのかわからなかったのである。 
「先生、・・・・私、本当なら弟がいるはずだったのですよ。」 
「え!?」 
あやかはネギに離した。弟が生まれてすぐに他界してしまったことを―――。 
「だから・・・・最初は重ねてたのかもしれません。先生と弟を。でも今は違います。今は先生を一人の男性として・・・・。」 
「いいんちょさん・・・・。」 
あやかの胸元からネギがあやかの顔を見ている。 
「私、ネギ先生のことが・・・好きです。」 


そう言われるとネギは顔を真っ赤に染めた。実年齢9才の少年が人生で初めて愛の告白を受けたのだから当然かもしれないが。 
するとネギはあやかから少し離れて、 
「あの・・、その、なんていうか・・・、その、ぼ、僕もいいんちょさんのこと、す・・・好きです!」 
ネギがそう言うとあやかは微笑んだ。 
「ありがとう・・・でもそれは先生としてでしょう?」 
あやかは自嘲ぎみにネギに語りかける。そう言われてネギは困惑した。だがなんとか言葉を紡ぎ合わせて言った。 
「で、でも、いいんちょさんが僕のことを好きだって言ってくれたのは凄く嬉しいです。だから、僕もそんないいんちょさんの気持ちにこたえたいです!」 
そう言われたあやかはとても驚いた。表情にも表れていただろう。でもすぐに彼女は笑みを浮かべた。これ以上は無いと言っていいほどの笑みを。 
そしてもう一度ネギを抱きしめた。目に少し涙を浮かべて―――。 
「ありがとう・・・・ネギ先生・・・。」 
「いいんちょさん・・・。」 
するとあやかは身体を少しだけ離し、 
「先生・・・今だけは、”あやかお姉ちゃん”と呼んでもらえませんか?」 
と言った。そう言われるとネギは顔を赤らめて、恥ずかしい気持ちと戦いながら声は振り絞った。 
「あやかお姉ちゃん・・・。」 
ここであやかはすこし意地悪な笑みを浮かべた。ネギが恥ずかしい気持ちを抑えて言ったことを知っていて。 
「ふふ、もっと大きな声で言って。」 
ネギの顔がさらに羞恥で赤く染まる。 
「あ、あやかお姉ちゃん!!」 
ネギが羞恥心を捨てきって言った。あやかの耳に届くように大声で。言い切った後少し半ベソをかいていたが。 
「はい、ネギくん。ふふ、ごめんなさいね、意地悪しちゃって。」 
その声は先程のものとは違い、優しさに満ち溢れていた。 

するとあやかはネギの顔に自らの顔を寄せた。 
「お姉ちゃん・・・?」 
少し不安な表情をしているネギに、優しい笑みを浮かべたまま自らの唇を重ねた。 
「・・・・・・・・・!」 
ネギは驚愕していた。自分の唇にあやかの唇が重なっていることに。しかし、嫌悪感は全くなかった。むしろ嬉しさすら覚えているかもしれない。 
自分が今、こんなに美しい年上の女性に愛されていることに。 
あやかはネギから顔を離すとネギの服に手をかけた。 
「?お姉ちゃん、何を・・・・・?」 
「ふふ、二人で、とてもきもちのいいことをするのですよ。」 
あやかは次々にネギの身につけているものを脱がしていく。 
そこでネギはあえて抵抗しなかった。さっき『あやかの気持ちにこたえたい』と言ってしまった建前もあったかもしれないが、 
何よりネギ自身、”とてもきもちのいいこと”に興味があったからだ。 
「は、恥ずかしいです・・・・・。」 
もう既にネギはパンツを残し、あとはあられもない姿になっていた。 
「だいじょうぶよ、ネギくん。私も脱ぎますから。」 



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