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ifネギま! 〜 一話一妄想 〜 


第十三話 



 鳴滝姉妹に学園の案内を頼んだネギ。散歩部の二人にあちこち連れられた末、世界樹へとやってきた。ネギと共に世界樹を登った姉妹は、片思いの人にこの場所で告白すると、それが叶うという伝説を語るのだが……。 


「あ…そーだ史伽! 今ここで先生に告って、とりあえずちょっとだけ彼氏になってもらうってのはどう!?」 
 人差し指をピンと立て、風香がとんでもないことを満面の笑顔で言った。 
「あ、いーなそれ。きっと世界樹が叶えてくれるですよ(はぁと)」 
 史伽の方も、両手をぱちんと胸の前で合わせ、姉とそっくりな笑顔で言う。 
「えっ!?」 
 思わず顔を赤くするネギ。 
 一瞬、本当にこの姉妹が自分を慕ってくれているのかと彼は思った。 
 しかし、すぐにそれを否定する。 
 これまでの逆セクハラな学園案内や、さきほどの食堂での遠慮の無いたかりっぷりを思い起こせば一目瞭然。 
 要はネギをからかい、それをネタに何かの機会におごってもらおうという魂胆だ。 
 いつもは風香のいたずらを止めたりツッコんだりする史伽が、一緒になってはしゃいでいることからもわかる。 
 姉ほどではないが、先ほどのパフェの気持ちいいほどの健啖家ぶりを見れば、史伽も相当食い意地が張っていることは明らかである。 


 ネギは抱き付こうとする双子をなんとか遠ざけようと、わたわたと両手を振って大声を出す。 
「ちょ、ちょ…僕たち先生と生徒だし…ふざけないでくださーいっ」 
 がしかし、悲しいかな、年齢の幼さ・体格の小ささのせいで、まるで威厳が無い。 
 風香も史伽も、まるでじゃれあうようにネギの手をかわしつつ、キャーキャー騒ぎながら彼の体を押さえ付ける。 
「えーい逃げるな。史伽そっちつかんで」 
「うん」 
 とこうなると、双子の連携の強み。 
 一瞬のアイコンタクトを交わした鳴滝姉妹は、左右からのシンクロした動きであっという間にネギの両手を掴み、肩を押さえて動きを封じてしまう。 
 両肩をがしっと掴まれたネギは、冷や汗をかき、目尻に涙まで浮かべながら体を揺するが、さすがに両側から二人に挟まれるとどうにもならない。 
 魔法の力を使えば簡単に振りほどくことができるだろうが、怪しまれるし第一こんな木の上で暴れたら、三人とも地面に落下しかねない。 
 万一そうなっても、一応杖を枝分かれしているところに置いてあるから空を飛んで助けることはできる。 
 が、明日菜以外の人に魔法使いであることをばらしたくはなかった。 
 ネギがそんなことを考えている間にも、両頬に暖かい吐息がかかる。 
 双子の顔が、ネギを挟むように、すぐ近くまで迫っていた。 
「あ、だめー、叶ったらどうするんですかーっ」 
 とここで『君らなんかと恋人になりたくない』とでも突っぱねれば、さすがの姉妹もテンションが醒めてしまうところだろう。  
 しかし、あくまで生徒としてではあるが、可愛い教え子たちである。ましてや、この手のことには奥手というか純情というか、性格的に強く出られないネギには無理な相談だった。 
「えへへ」 
「せーの」 
 ちゅっ……。 
 左側からは頬に、右側からはこめかみに。柔らかく暖かな感触が両側からネギを挟んだ。 
「あ……」 
 ネギは大きく目を見開き、口を半開きにする。 
 考えてみれば、身内以外の女性からキスされたのは──唇ではないとはいえ──はじめてのことだった。 



 鳴滝姉妹は唇を離すと、同時に左右からネギの体を抱きしめる。 
「ネギ先生だーい好き(はぁと)」 
 と、史伽。 
「またプリンとパフェおごってね(はぁと)」 
 と、どうしても色気より食い気が先行する風香。 
「あう───っ」 
 ネギは両側から柔らかい体にぎゅうっと抱きしめられ、その気持ちよさに何も言えずにただ声をあげる。 

 ひとしきりネギを抱きしめた双子は、くすくす笑いながらようやくネギの体から離れた。 
 甘い抱擁から解放されたネギは、そこではっと気づく。 
 思わず流されてしまったが、教師としての威厳を取り戻さなければならない、と。 
 ネギは風香と史伽を交互に見ながら、なるべく怖そうな口調で言った。 
「も、もう、僕は先生なんだから、二人だけ特別扱いするわけにはいかないんです。さっきは案内のお礼として食事をおごりましたけど、これからはそういうわけにはいきませんからね!」 
 語尾にびっくりマークまでつけてみた。 
 が、さっきの抱き付きの余韻でまだ頬は赤いままだし、風香と史伽を交互に見るのが逆にきょろきょろと落ち付きがなく見えてしまい、あまり……いやまったく怖くない。 
 風香と史伽はネギの言葉を聞くと、なんだかきょとんとした表情で、彼の顔ごしに視線を交し合った。 
 お互いに自分と同じ顔を見つめる。 
 双子である風香と史伽の場合、そこでやりとりされる情報量は他の者には及びもつかないものがある。 
 わずか一秒ちょっとのアイコンタクトで、鳴滝姉妹は完全に意思を疎通しあった。 
 風香がニマ〜っと、いたずらっこ特有の悪意と愉悦の入り混じった笑みを浮かべる。史伽までもが、鏡に映したようにそっくりの表情だった。 
「むう〜、せっかく告白したのに、先生は私たちのこと好きじゃないみたいです。世界樹の伝説は嘘だったですかお姉ちゃん」 
「そんなことないよ史伽、きっと告白したりほっぺにチューだけじゃ足りなかったんだよ」 
「え? え?」 
 何か悪い予感を感じ、ネギは戸惑いながら風香と史伽の顔を交互に見た。 


 二人は、再びネギの両腕をがしりと掴む。 
「あ……その……」 
 完全にペースを握られ、ネギの声に怯えがまじりはじめている。 
 この手のことは弱気になった方が負けである。 
「史伽!」 
「はいっ」 
 掛け声と共に、風香がネギの首に抱きついたかと思うと、自分の方へと引っ張った。 
 同時に、史伽はネギの両足の、太ももの辺りをまとめて抱え込むと、やはり自分の方へと思い切り引っ張る。 
 ネギはあっという間に押し倒されてしまった。 
「うわ、ちょっと」 
 身をよじるネギに、風香がのしかかってくる。 
「先生、こんな狭いところで暴れたら危ないよ」 
 吊り目ぎみの瞳を光らせ、顔を間近に近づけながら風香が言った。 
 自分の胸と相手の胸をがっちりと密着させられ、両手首をバンザイの格好で押さえられ、ネギは起き上がることもできない。 
 風香は双子の妹である史伽、そしてエヴァンジェリンと並ぶクラス……というか学年一のささやかな胸の持ち主だ。胸を密着させてもそこからアピールすることは難しい。 
 が、仮にも女の子である以上、骨格が細く肉付きは柔らかい。 
 むしろ体重が軽い分、苦しさを感じずに風香のたおやかな肢体の感触が伝わってきてしまう。 
 風香はその状態で、その愛らしい顔をネギにぐっと近付けた。 
 そしてネギにかわす暇も与えず、その唇を奪う。 



「んん───っ」 
 抗議のうめきをものともせず、ぐいぐいと唇を押し付ける。 
 首を振って逃れ様とするネギ。 
 風香はネギの手首を掴んで押さえていた手を話し、今度は彼の頭を動かないようがっちりとホールドする。 
 両腕全体を使って頭を固定されてしまい、ネギは風香のキスから逃れられなくなってしまった。 
 そうすると、ファーストキスの衝撃で意識の外に追いやられていた風香の唇の感触が戻ってくる。 
 柔らかく、つややかで、まるで味のしないゼリーのような感触が、ネギの唇を這いまわる。 
 ときおり舌が出てきて、探るようにネギの唇や歯をなめまわした。 
「んっ」 
 敏感な口の周辺を、繊細な道具で強引に愛撫され、ネギは顔を真っ赤にして声を漏らしてしまう。 
 風香の唇が、一瞬だけ離れた。ネギは反射的に息継ぎをしようとして、その瞬間を風香につけこまれる。 
 半開きになった前歯の間に素早く風香の舌が滑り込んだ。これでもうネギは、風香の舌を傷つけずに口を閉じることができなくなってしまう。 
 遠慮して前歯を開いたままにするネギに対して、風香の舌はというと遠慮のかけらもない。 
 まるでいじめっこのカタツムリが、別のカタツムリの殻の中にその身をもぐり込ませて暴れているかのように、ネギの舌を、頬の内側を、歯の裏側まで思う存分蹂躙する。 
 まつげとまつげがくっつくほどに近付いた風香の吊りあがった目が、その発育不良の体格に似合わない妖艶な笑みをたたえている。 
 ネギはその瞳と見つめあうことが恥ずかしくて耐えられず、思わず目を閉じる。 
 そうすると、視界が塞がれたせいで返って他の感覚が研ぎ澄まされてしまう。 
 自分の口の中を我が物顔で這い回る舌の感触。 
 ぴったりとくっついた風香の熱い唇。 
 しばしばふっと吹き込まれてくる吐息の甘さ。 
 風香の唾液と自分の唾液がはじけ、交じり合う水音。 
 それらが少しずつ、ネギの頭の中をとろけさせていく……。 


「あ─────っ お姉ちゃんばっかりずるいですー!」 
 めくるめく官能の世界は、史伽の抗議の声で中断された。 
 ぷはっと口付けを離し、体をひねって後ろを向いた風香は、いっそう目を吊り上げて言う。 
「もー、せっかくいい感じになってきたのになんで邪魔するんだよー!」 
「私もネギ先生としたいですーっ」 
「史伽は『そこ』担当でしょーが」 
「むぅーっ、たまには私もキスしたいのにっ」 
 濃厚なディープキスから解放されたとは、いえ、いまだ夢見心地から醒めきれないでいるネギは、ぼぅーっとした頭のまとまらない思考の中で、『そこ』っていったいどこだろう、と思った。 
 その答えは、すぐにわかった。 
 へその下辺りに、もぞもぞとした感触。そして、カチャカチャという金属の触れ合う音。 
「えっ、ちょ、何を!?」 
 ネギが言う間に、ベルトの止めがねがはずされ、スーツの下が下着と一緒に引きずり降ろされた。 
 彼にのしかかる風香の体が邪魔で直接は見えないが、突然冷たい空気に下半身全体がさらされたことでそれがわかる。 
 さすがに、ネギの羞恥心と理性が一気に戻ってきた。 
「なんてこと、するんですか史伽さん、やめてくださいっ」 
 叫ぶネギに、再び風香が顔を近づける。 
「先生大丈夫だって。史伽はああ見えて上手なんだよっ」 
「上手って何が……むぅっ」 
 ネギの質問には答えず、再びその口を自分の口で強引に塞いだ。 
 一方史伽はというと、多少不満げな顔をしていたものの、ズボンを脱がした後、ネギの股間を見て表情を変えた。 
 十歳に相応しい子供サイズとはいえ、風香の官能的なキスのおかげで急角度でそそりたっている。 
 風香と比べ、おっとりとした性格の史伽だが、ネギの勃起した局部を見て目をとろけさせる。 
 頬に朱がさし、うっとりとしたその表情には、幼い色気がにじみ出ていた。 
 史伽はネギの両足を大きく広げさせると、彼の脚と脚の間に自分の体を置く。 
 まず両の太ももに手のひらを乗せ、すりすりと自分の体温を塗り込むようにさする。その感触に、ネギの足がぴくっと動いた。 
 まるで女性の足のように、きめが細かく毛の生えていないネギの足。しかし少し力を込めて触れてみれば、意外にもしっかりと筋肉がついていることがわかる。 
 ネギの体に秘められていた、意外な男性的要素に、史伽はうっとりとなって顔を寄せた。 
 太ももに二三度頬擦りし、軽く口付けをする。もちろん、その間両手はネギの足を優しくさすり続けている。 
 手のひらと顔を使って愛撫を行いながら、ゆっくりと史伽はネギの足の付け根へと登っていく。 
 一番重要な部分に近付くにつれて、ネギの股間のものはぴくっ、ぴくっと催促するように震えている。すでにその先端には、先走り液が滴となっていた。 
 ついに股間に到達した史伽は、ちろりと舌を出し、脚の付け根にぴとっとくっつける。 
 そこから、舌を筆代わりに、唾液を絵の具代わりに、ネギの股間に透明な線を引いていく。 
 太ももからはじまり、睾丸をちらりとかすめ、90度を越えて屹立した肉棒を先端に向けて一直線に── 
「んん────っ」 
 敏感な亀頭が、暖かく柔らかく、しっとりと濡れたものに包まれ、ネギは腰を跳ね上げた。 
 口が風香に塞がれているので意味のある言葉は出せないが、その声には怒りよりも戸惑いと快感の方がはるかに多く含まれていて、史伽は満足げな表情をした。 
 史伽は上半身の体重をうまくかけてネギの腰の動きを押さえ込むと、口淫奉仕を開始する。 
 可愛らしい十の指先で竿をなであげると、亀頭を舌先でチロチロとなめはじめる。 
 次に大きく口を開け、先端部をまるごと口の中に含んだ。歯を立てないようにしながら、すべすべとした唇を使ってカリ首の辺りを柔らかく包む。 
 左手は根元の辺りを軽く掴んで上下に小刻みに動かしており、右手はそっと袋を包んでいた。 
「ん〜〜〜、う〜〜〜」 
 まだフェラチオは序盤も序盤、史伽はほんの小手調べのつもりだが、この手の刺激に慣れていないネギは相当な快感を得ているようだ。史伽が少し動くたびにうめき声を発し、腰が前後に動く。 


 史伽はあまり激しく責めたてるようなことはせず、あくまでソフトタッチでことを進めた。 
 なるべく多くの唾液を舌と陰茎にまぶし、摩擦係数を少なくした状態にする。 
 唇の締め付けを反応を見ながら調節し、根元の方をつまむようにして触れている左手と共に、ゆっくりと顔を上下させる。 
 基本的に竿の刺激を中心とするも、ときたま亀頭に舌を這わせたりして、刺激の強弱・アクセントをつけるのを忘れない。 
 手のひらの中に袋を収めている右手は、睾丸に痛みを与えない程度にゆっくりと揉みつつ、中指を伸ばして肛門のやや手前、会陰部をくいっ、くいっと押したりもしている。 
 そんな調子で史伽はネギの声、体温、動き、さらには尿道から溢れ出す先走り液の味や量まで感じとりながら、徐々に刺激を強めていった。 
 ネギが慣れてきた頃を見計らって、唇の締め付けを強くし、竿をこする指の動きが大きくなる。 
 亀頭をペロペロと舌全体を使ってなめまわし、さらには舌や唇をカリ首にひっかけるようにした。 
 右手の中の陰嚢に、ほんの少しだけ力を込める。それと同時に、舌で尿道を刺激した。 
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」 
 一際大きくネギがうめいた。 
 おさえつける史伽の体を浮かすほどに腰がはねあがり、彼女の口の中に水鉄砲のように激しい勢いで精液が噴出された。 
 史伽は目元を赤く染めながら、おとなしく自分の口の中に精液を溜めていく。 
 ややあって、二度、三度と間欠泉のように吹き出す射精がようやく終わった。 
 史伽は己の口の中にたっぷりと吐き出された粘つく液体を躊躇なく咽喉の奥へと落とす。 
 それが終わると、射精してなお堅さをほとんど失わないネギのペニスに舌を這わせはじめた。 
 放出直後で敏感になっている亀頭に強過ぎる刺激を与えないよう慎重に、自分の舌と唇をタオル代わりにして、精液の残滓をきれいに拭きとっていく。 
 その作業が終わってようやく、史伽はペニスを離して顔をあげ、ふうっと息を吐いた。 
「史伽、終わった?」 
 気配を察して、ネギの口を封じていた風香が顔をあげ、肩越しに後ろを振りかえる。 
「うん……先生の、すごく濃かったよ……」 
 姉の問いに、妹はうっとりとした口調で答えた。 


 風香は再びネギの顔へと視線を向けると、ニマっと笑って言う。 
「どうだった先生。史伽、大人しそうに見えて意外と上手かったでしょ?」 
 しかしネギは答えない。 
 さきほどから風香の唾液を注がれ続け、べとべとになった口のまわりを拭こうともしない。 
 焦点の合わぬ虚ろな目で、宙を見つめているのみだ。 
 どうやら、快感を受容する回路に負荷がかかり過ぎて、ショートしてしまったらしい。 
「せ、先生?」 
 さすがに額に汗をにじませつつ、ぺちぺちとネギの頬を叩く風香。 
「う……あ……」 
 死んではいないようなので彼女は安心した。もっとも、まだ意識は戻らないままだが。 
 と、後ろから声がかかった。 
「お、お姉ちゃん、私、ネギ先生としたいな……」 
 風香が後ろを振りかえると、そこには体つきに似合わぬ色っぽい瞳をした史伽が、太ももをすり合わせている。懇願するように姉のことを見ていたが、その視線がちらちらと、そそり立ったままのネギの股間へと動いている。 
 風香は、人差し指を顎に当てて、少しの間考えていたが、やがて「ん」とうなずいた。 
「こうなったらショック療法だね。やろう、史伽」 
 史伽の顔がぱっと輝く。彼女はすぐさま短いスカートの中に手を突っ込み、下着を脱いだ。木の枝に、洗濯物を干すように引っ掛けられたパンツは、ちょうど股間に当たる部分がしっかりと湿っている。 
 一方風香の方は短パンなので、そう簡単にはいかない。いったん立ち上がってから、下着ごと短パンは脱ぎにかかる。 
 しかし史伽はそれを待たずに、ネギの肉棒に手を添えると、そこに腰を下ろしてしまった。 
「あっ……」 
「はぁぁぁっ」 
 史伽とネギが、同時に声を出した。 
 ちょうど短パンから片足を抜いたところだった風香は、それを見て非難の声をあげた。 
「あ────っ、ちょっと、なんでボクを待たないんだよーっ」 
「んんっ、だって、待ちきれなかったんです……」 
 風香は口をとがらせながら大急ぎでもう一本の足を抜くと、脱いだものをそこらへんに放り捨てた。 

 はやくも呼吸を荒げながら腰を前後に振り始めている史伽と、彼女の腰が往復するのにあわせて「あ、あ、あ、」と声を漏らしているネギのそばにジャンプする。 
 そのまま風香は、足を大きく広げてネギの顔をまたいだ。 
 ネギの視点からは、風香の剥き出しになった股間がバッチリと見えている。 小学生並の体格同様、恥毛はまるで生えておらず、ゆで卵のように白くつるんとしていた。 
 女性の隠すべきところを直視してしまい、ネギは慌てて目をそらす。そこに、史伽と向かい合わせになる形で、風香はあろうことかネギの顔に腰を降ろした。 
「んむっ!?」 
「先生、ボクのなめて頂戴」 
 風香は肩越しにネギの顔を見下ろしながら、ぐいぐいと自分の股間をネギの口元に押し付ける。 
 多少粘り気のある熱い感触がネギの口の周りを濡らし、いやらしい性臭がネギの鼻孔に入り込んできた。 
 さきほどからペニスを史伽の膣で強く締めつけられ、そこから洪水のように押し寄せてくる性感で意識を押し流されているネギは、素直に風香の支持に従ってしまう。 
 歯で風香の大切な部分を傷つけないようにしながら、舌をぐっと伸ばし、愛液を分泌しつつある割れ目にそって這わせた。 
「あ、先生いいよ。もうちょっと奥も……」 
 ぴくっと両肩を震わせ、顎を跳ね上げる風香。ネギは風香の言う通りに、さらに舌を伸ばした。 
「んあっ、あっ、いい、いいよ〜〜」 
「お、お姉ちゃん」 
 呼ばれて風香が目の前を見ると自分と同じ顔をした妹が、自分と同じような、蕩けきった表情をしていた。 
 二人は視線を交わすと、それぞれに相手の方へ上半身を倒す。 
 お互いに姉妹の首に手をまわして抱きあうと、そのまま歯がぶつかりそうな勢いでキスをする。 
 すぐさま二人とも舌を絡めあい、双子同士の激しいディープキスがはじまった。 
 溶け合ってしまいそうに唇と舌を強く合わせながら、風香は性器を押し付けるのを、史伽は腰を振るのを忘れない。むしろ、キスと同様次第に激しくなっていくほどだった。 
「あっ、あっ、ああっ」 
「いい、いいっ、良すぎるよっ」 
「う、う、ううっ」 
 三人の声が申し合わせたように急速にたかまった。 
 そして── 


「結局、先生におごらせる約束、できなかったですね」 
「うん、まあでもそれは次の機会に……あ、そうだ、これこれ」 
 短パンを履いた風香は、ネギの背広のポケットから名簿とペンを取り出した。 
 いひひひ、と笑いながらそこに何事か書き付ける。 
「お姉ちゃん何してるですか?」 
 おなじくパンツを履き終えた史伽が、ネギの体を引っ張って起こしながら訪ねる。 
「ん? ちょっと、ね」 
 ニヤリと笑った歯と瞳をキラリと光らせて、風香は名簿とペンをネギのポケットにそっと戻した。 


   第十三話 終わり 


次回予告! 
明日菜・木乃香と共にあやかの家を訪れたネギ。だが、あやかと明日菜はいつもの調子で喧嘩してしまう。 
しかし実は、明日菜があやかのためを思って、ネギをここに連れてきたのだった。もし、あやかが弟の代わりになるというネギに欲望をぶつけてしまったら……? 乞うご期待! 




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